勝負の店

  • 光文社 (2022年9月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784334953294

感想・レビュー・書評

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  • 『孤独のグルメ』も好きでよく見ているのだが、これは、久住さんが散歩途中や旅先で出会った飲食店の話である。

    まったく予備知識もなく、スマホ検索もしないでの飛び込み。
    店構えだけで判断して、頭の中で店内はこうかな?などと空想しながらええい、と扉を開ける。

    中の様子がわからないと躊躇してしまいがち…。
    馴染み客ばかりだと入りにくいなぁとか、店主は愛想いいのかどうなのか?
    ぼったくられは、しないのか?などなどと。

    スナックが「すなっく」と平仮名時点でボクはダメだとあって笑ってしまう。
    蕎麦屋であるのに内装は和風で、店主は紺の作務衣を着ているのがしっくりくると思いがちだが、そんなのなんでもよい。つべこべ言うのは、余計なお世話。
    なんで客が「名店こうあるべし」みたいに、作り手の自由を奪うんだ。とあったのでいい蕎麦屋だったんだなと思った。

    入るのも勝負で、雰囲気も良くて美味しい店だと忘れられぬ勝負となるんだな。

    店構えはイラストでわかりやすく、全38店を紹介している。
    久住さんの一人つっこみ的な感じやぼやきも面白く楽しめた。

  • 「孤独のグルメ」の原作者、久住さんのグルメ放浪記。
    "勝負"を挑んで勝ち抜いてきたお店がズラリ。美味しそうなお店が色々でているけれど、店名がないので行けないなぁ…と思ったら、巻末にちゃんと記してあった。
    とはいえ、ほとんど東京のお店だったので、やっぱり無理かなw

  • 著者による、リアル「孤独のグルメ」なエッセイ。
    事前に調べたりネット検索せずに、出会った店。
    知らない土地で悩んだ末に、入る店がある。
    近場で前から気になってて、入る店がある。
    自分の感だけを頼りに、この店は好みか苦手かと迷い、
    勝負をかけて入店する。居心地は?味は?店内の様子は?
    店や店主の事の妄想や赤裸々な心の声が、駄々洩れに。
    多分、遥かに上回る敗者としての記憶も残っているような~。
    勝負に挑んで勝利した38の店、カラーで見せたい勝負の店。
    俺は自分でこの店をみつけたぞという、
    著者のほくそ笑みが浮かんでくる様子も想像できる。
    また、俺はまだまだだと言わせた武蔵野市の店も、良かった。
    3皿のお通しの店は空腹だったら勝利でしょう。
    勝負のタイミングも難しいんだなぁ~。
    実際自分も、ン十年も近所にありながら入りづらい店があって、
    最近やっと入ったら、ドンピシャに良くて、月1で行くように
    なったこともあるから、著者の怪しげな行動はなんか納得。

  • ラジオで関口靖彦さんが食をテーマにした中で紹介していた本。

    テレビ「孤独のグルメ」の最後に出てくるお馴染みの久住さんのそのままの声が聞こえてきそうなエッセイ本。

    ここに紹介されているお店、行けそうもないところばかりだけど、なんだか懐かしく、近くにもありそうな気がする。

    一人で店に入ることに抵抗はないものの、なかなか勝負の店への敷居は高い。それだけにとても羨ましい。

  • 「孤独のグルメ」の原作者が書いた本。なので、お腹がすいている時に読むと結構キツイ一冊です。兎に角、美味しそうな食べ物がたくさん出てきます。久住さん本人はこんな飲み方するんだな、こんな事を考えながら注文選んでるんだな等と、一緒に飲み屋にいる感覚で読める良い本です。
    コロナ禍に書かれたので、酒類をオーダー出来なかったり、お店が早く閉まったりと、将来的から振り返れば、コロナ禍の生活を後世残す一冊の側面もあるかもしれない。

  • 「孤独のグルメ」の原作者で知られる久住氏が、
    旅先であえて入りづらい店構えの飲食店を訪問
    します。

    スマホなどで事前情報は全く調べず、自分の直
    感、感性などだけで店選びをするという、まさ
    に勝負なのです。

    そしてその勝負に勝った時、つまりいい店だっ
    た時には至福の時間が訪れます。

    その至福の時間の描写は、まさにリアル孤独の
    グルメです。

    自分の勘と足でたどり着いた店で食するものは
    充実感一杯だと察します。

    「人生の達人」久住氏から多くを学べる一冊で
    す。

  • ちょうど、ふかわりょうのスマホなしの旅の本を読んだ次に出会った本。スマホで調べないで歩いてたまたま出会った店を店名やら外観やら暖簾やらメニューの自体やら、たまたまドアの隙間から見える店内、チラ見の店主、客層、漏れ出る音で判断。
    私も20代前半のころは当たり前にそうやって店を選んできていた、なにこれ....やめときゃよかったとその当時は悔しいけどいまはいい思い出。
    行こうと思ってる店、たまたま通りがかった店、ついついスマホで調べてしまう。自分が飲食店の感想を投稿したことはない。でもレビュー見てやっぱ違うとこ行こだったり、やめとこかなとかは日常で数えきれないぐらいある。今度、私も道すがら心惹かれる外観のいい感じの店を見つけたらスマホを見ずに勝負をかけてみる。

  • 文章に、著者の人柄がにじみ出ているようで、好感が持てる。何より、ネットなどの事前情報に頼らず、自分の勘だけを頼りにしてお店を選んでいるところに、一種の潔さと、飲食店に対する敬意が感じられる。

  • へえー!
    お酒好気なんだなぁ。
    すぐにバレるくらいその界隈では有名人なんですねー!
    勝った勝負の話ばかりだから負けた話も聞きたい。
    お店の名前は伏字で!

  • 「この店はイイのかツマラナイのか」と悩み、勝負をかけて入る。 
     そうした38の店が紹介されている。
    テレ東の『孤独のグルメ』原作者による旅先などで、飲み食いした話し。
     
     先日、「家、ついて行ってイイですか?」で、孤独のグルメの監督さんが、撮影の裏話をやっていて、スタッフがあんなに食べるんですか?と質問したら、全て完食すると答えていた。

  • 独特の雰囲気を感じる。
    一つひとつが短くて、手軽に読める。
    読み終えれば、無性に自分も勝負しに行きたくなる。

  • 店名はなし、まさに孤独のグルメのようなエッセイ。飲食店は味だけでなく、雰囲気などを味わうことが魅力だが、言語化されると楽しみの幅も増えそう。B級グルメや味のある居酒屋、町中華が好きな方にオススメ。

  • 偶然の出会いで飲み屋に入る。これは僕もやってみたい事だし、出来ればそこで地元の人とも交流したりして、いい時間を過ごせるのがベスト。しかしながらなんじゃこりゃという店に入ってしまう事もありますよね。この本は良かったと思える店だけなので、恐らくこの水面下で嫌な思いをしている事もあると思います。
    でも、そういう駄目な店を体験しているからこそ、いい店が身に染みるという事もあると思います。音楽も本も合わない物を体験して、何なら最後まで読んだり聴いたりして良さを探す位の事をしている人の方が、いいものへの許容が広くて魅力的だと思います。(いい店の基準が広すぎて紹介者としてはどうかと思いますが)
    この中の店はあくまで市井のなんという事はない居酒屋なので、自分なりの名店を見つけたい。そう思わせてくれる本です。

  • 「孤独のグルメ」原作者の最新刊!旅先や散歩中に出会った飲食店、ネットでの検索などせずに、入るのか?やめるのか?当たれば、なんとも幸せになれる。38の勝負の店が登場。

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著者プロフィール

1958年生まれ。マンガ家/ミュージシャン。美学校出身。滝本淳助とは、『タキモトの世界』や「東京トワイライトゾーン」(「タモリ倶楽部」内のコーナー。1989年に日之出出版から書籍化)などでコンビを組んだ。

「2015年 『滝本夢絵日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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