世界中から人が押し寄せる小さな村 新時代の観光の哲学

  • 光文社 (2023年2月22日発売)
3.17
  • (2)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
  • (3)
本棚登録 : 116
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784334953652

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

地域の文化や風景、住民との関わりを大切にする旅のスタイルが描かれた本は、分散型宿泊施設「アルベルゴ・ディフーゾ」を通じて、イタリアと日本の共通点やその魅力を探ります。著者は、古民家を活用した宿泊体験が...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 旅先では、その土地を感じたい。
    その土地とは、住民と景観、衣食住の重なりによって成り立っていると思う。

    ライフスタイルホテルではない。土地をホテルの中に閉じ込めて、作り上げるようなものではなく、その土地にお邪魔させていただく、そんな過ごし方が好きだ。

    そういう志向の人々を幸せにしてくれる、アルベルゴ・ディフーゾ。分散型ホテル。

    イタリアで始めたダニエーレの哲学に共感する。こういうところで過ごしたい。
    日本でも増えてきたけれど、取り組んでる人たちの思想が簡単ながらも垣間見れる。

    自己満足だけでなく、何か行動し、それが幾重にも幸福を重ね、そこに満足し幸福を感じ、また次に繋がる。

    年始休み、静かに、私の幸福や願望について考えよう。そう思わせる本だった。

  • 「イタリアと日本の共通点は何か?」と聞かれたとき、どんなことが思い浮かぶか。
     認識は全く無かったが、2018年時点でイタリアは日本に次ぐ世界第2位の高齢化率で、その結果、地方の過疎化が進行していたそうだ。少子高齢社会と空き家問題というイタリアと日本の意外な共通点を示した上で、「アルベルゴ・ディフーゾ」というスタイルの宿泊体験がこの約20年でもたらした様々な変化をこの本はまとめている。
     「アルベルゴ・ディフーゾ」とは、イタリアで始まった、街中や集落の古民家を客室に見立て、一帯で宿泊経営を行う分散型宿泊施設の考え方である。

  • 先人たちが作ってきたものを壊す理由は見つけなくてもいいのではないだろうか。
    その地域には、その地域の特色も文化もある。そんな当たり前のことに気づいてない人が多すぎる。
    都心の目新しい均質的なものに憧れて、故郷を捨てる人々。快適さや利便性を求める気持ちはわからなくないが、あなたが住んでいたその故郷には、唯一無二の魅力があるのではないだろうか。
    観光を学んできた者として、これからの観光や地域の形を考えさせられる一冊でした。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

島村 菜津:ノンフィクション作家。福岡県出身。東京藝術大学芸術学科卒業。十数年にわたって取材したイタリアの食に関する『スローフードな人生!』(新潮文庫)はスローフード運動の先駆けとなった。著書に『フィレンツェ連続殺人』(新潮社、共著)、『エクソシストとの対話』(小学館、21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞)、『スローフードな日本!』(新潮社)他。最新作は『バール、コーヒー、イタリア人~グローバル化もなんのその~』(光文社新書)。

「2017年 『ジョージアのクヴェヴリワインと食文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

島村菜津の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×