解読! アルキメデス写本

制作 : 吉田晋治 
  • 光文社
3.96
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本棚登録 : 81
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334962036

作品紹介・あらすじ

アルキメデスの著作を収めた現存する唯一の写本、C写本。本書ではそこから解読された驚くべき発見の数々と、この奇蹟の写本がどのように幾世紀も生き延びたのかが語られる。空前の歴史ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • もともと消されている文章を復元しようっていうんだから、すごいですよねえ。写本を読み解いていくプロセスは、実にスリリング。なんともまあ好奇心をくすぐられる本でした。(2014年11月9日読了)

  • 2008年刊行。アルキメデスの残した書籍の写本の中で、新たに発見され、復元されたC写本について、その発見経緯・復元過程・その技術内容、あるいは復元写本の数学史的意義を広く解説。主として、写本の内容・物の復元が中心課題であったので、こちらの興味対象からは少し外れていた、ただ、文献学や古文書復元の技術的進展について興味をもたれるならば、面白い書だと思う。なお、アルキメデスにつき、①無限への接近、②物理現象を解明するのに数学が重要な道具となること、③アルキメデスがいなければ、ガリレオ、ニュートンは存在しない。

  • 図書・図書館史の授業用に購入していた、アルキメデスのパリンプセストに関する本。
    ずっと棚に入ったままになっていたのを、そろそろ授業で使う時期なのでやっとこ読んだ。

    パリンプセスト=もともと別の本に使われていた羊皮紙に、もと書いてあった内容を削ったり薬剤使って消した上で、別の内容を上書きした本。
    現存するアルキメデス唯一の写本はそのパリンプセストの形になって(祈祷書を上書きされた状態に)しまっていて、それをなんとか戻そうと研究者たちが格闘する話とか、パリンプセストそのものの来歴の話とか。
    TED動画にもなっているくらい熱い。

  •  アメリカのアルキメデス。アルキメデスについては何も知らないに等しかった。写本を落札した謎の富豪と連絡が取れたのもほとんど奇跡であった。曲げにくいうえゆがんでいるページはカビだらけで、おかしな形に飛び出す個所もあった。図形の一部らしい円や直線が描かれたページが異彩を放っていた。保存と修復、そして画像化し解読をする専門家が必要であった。

  • 数学有り、最新化学有り、人間ドラマ有り、運命有り、古典有り。様々な角度からまとめられたこの本自体が少し奇書チックなのが良いと思いました。

  • 1 アメリカのアルキメデス
    2 シラクサのアルキメデス
    3 大レースに挑む:第一部 破壊から生き残れるか
    4 視覚の科学
    5 大レースに挑む:第二部 写本がたどった数奇な運命
    6 1999年に解読された『方法』
    7 プロジェクト最大の危機
    8 2001年に解読された『方法』
    9 デジタル化されたパリンプセスト
    10 遊ぶアルキメデス
    11 古きものに新しき光を
    エピローグ「広大な宇宙の本」

  • 歴史ミステリであり、科学読み物であり、しかもドキュメンタリーであるというとても良質の本。もっと凄い発見があるのではないかと期待させられるがそこまで行かないのが事実のもどかしさでもあり良い所。

  • 非常にロマンを感じる内容わからなかったことが 少しずつわかってくる感じなんで こんな保存状態になったのかがわかっていく感じたしかに人を選ぶとは思うし。アルキメデスできゅん と来る人は少ないしかといってアルキメデスできゅんと来る人におもしろがられるとも限らないし。

  • 古代の天才アルキメデス。<br>
    彼が古代に残した業績への挑戦。<br>

    彼は古代に無限を知り、微積分を知っていた。<br>

  • 評価5.0
    本を読みながら羊皮紙を考えるようになった本。 ※いやいやそんなこと考えんでもよかとよ。 おもろーーぉ!!! 
    媒体の歴史を良く考えれば当然か。

    わたくしが生まれてからも
    レコード→テープ→CD→(DAT)→MD いまじゃぁHDですか??

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