本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (218ページ) / ISBN・EAN: 9784334970840
みんなの感想まとめ
吉田茂の多面的な姿を、娘の視点から描いたこの著書は、単なる伝記を超え、歴史の裏側に潜む心の機微を浮き彫りにしています。著者は、吉田の父親としての顔や、外交官としての苦悩を、身近な家族の目を通して語り、...
感想・レビュー・書評
-
吉田茂についての著書は幾つもありますが,この著書は,娘,そしてファーストレディーの視点で書かれていますので,大変貴重なものだと思います。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一国の総理であり、外交官であり、また父親であった吉田茂の姿を娘さんの目を通して描かれた1冊。
歴史の表面には出てこない心の機微を感じられる。
祖父の牧野伸顕がいる湯河原を訪ねた次の日が2月26日。
何が起きたのか知っていながらも、当事者の目を通すと迫力は違う。
出版当時でさえ、事件から60年以上経っているのに、「銃弾が髪をかすめた感覚が残っている」という一文に恐怖を感じた。
なお、イギリスで和子さんが酔っ払ってロンドン塔のタワーブリッジによじ登り、踊った話に妙な親近感を感じた。
その後、警察に事情を聴かれ、当時、日本に嫌がらせをしていた中国大使の娘の名を喋ったというのは爽快だった。 -
著者は麻生太郎のお母さん。「華麗なる一族」だわ〜。で、タイトルは「父 吉田茂」だけど、一番印象的なのは祖父・牧野伸顕の2・26事件だな。そりゃそうか。
しかし兄も弟もいて、なんで女性の和子が父の補佐役だったんだかな。まあ兄ってあの「吉田健一」だしな、うんうん。
執事・安斎正助の殉死が強烈。
吉田茂の養父、吉田健三が何気にイケメン(笑)。 -
娘の視点からの吉田茂像も面白いが、何より、麻生和子さんその人がすごい肝の据わった方だ。大きな事件では二二六当時の事。小さな事では、お腹に子どもがいる時に階段から落ちそうになり無理に止めると危ないと思ってそのまま自然に任せて落ち、大丈夫だったのでそのまま公務に出掛けたって…アナタ…ただのお嬢さんでは、ないでしょう。聡明かつ、ユーモアがあり二人と居ない人といえます。
後日、佐々淳行さんの著書の中で麻生和子さんのサロンなるものの記述があってさもありなんと思いました。 -
吉田茂の娘にして、麻生太郎の母である筆者の、吉田茂に関する思い出話。そろそろ軍靴の聞こえ出す頃に、親英米の自由主義者である吉田の公私の様子を描く。若干貴族主義的であり、現在では全てを理想と見ることは出来ないが、日英の一つの黄金時代、とは感じる。
-
太郎ちゃんの母、和子さんの本。いいところの賢いお嬢さんというかんじ。
外務省のお嬢さん独特の感じがします。
でも日本現代史的にも面白い一冊。 -
固い政治の本ではなく、娘の視点から見た「吉田茂」。当時の日本や外交官という仕事が分かっておもしろかった。登場人物たちはとてつもなく偉い人たち。
本棚登録 :
感想 :
