柩の列島: 原発に大地震が襲いかかるとき

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334970987

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  • 阪神淡路大震災をうけての、地震による原発事故を警告している本です。東日本大震災で起きた全電源喪失による原発事故、そして電力会社や政府の問題について、焦りにもにた警告を発しています。そのうちのいくつかは、まさにそのとおりだったことがわかってきました。 福島第一原発は津波以前に揺れで壊れていたという説も出ています。浜岡も地震が来るかもしれないと停止されました。であれば、他の原発も同様に危険であるはずです。しかし政府は各地の原発の運転再開に向かっているようです。なぜそこから転換の一歩が踏み出せないのか。 あえて今読むべき本だとは思いますが、僕も含めて、国民も政府も想像力を失っているのではと、半ば絶望的な気持ちになりました。

著者プロフィール

京都府生まれ。1986年、京都府立大学文学部卒業。
1991年、大阪市立大学大学院臨床心理学分野後期博士課程(単位取得退学)。2006年、ISAP (International School of Analytical Psychology), Zurich修了、ユング派分析家。
現在、帝塚山学院大学人間科学部心理学科教授、北大阪こころのスペース代表、臨床心理士、公認心理師。

共著書に『キーワードコレクション カウンセリング心理学』、『現代社会と臨床心理学』、『心理療法ハンドブック』、『心理臨床大事典』ほか。共訳書に『ユングの世界』。

「2021年 『セラピーと心の変化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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