フィジカル・インテンシティ ’97-’98season: ソウル、ジョホールバル、トゥールーズ、ナント、リヨン、ペルージャ

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334972011

感想・レビュー・書評

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  • 中田を追っかけをできるライフスタイルに憧れる。満足度7

  • 本書はタイトルが暗示する通り、人為的に作り出された精神論や物語性を否定し、あくまでも純粋に「肉体的強度」という視点から、中田英寿を通してサッカーをはじめとしたスポーツの魅力を語っています。小説にしてもエッセイにしても、村上龍という作家はいつも勉強している印象があり、そのせいか執筆時に持っている関心がエッセイなどで随所に頭を出す傾向がありますが、今回は「共同体批判」ということで協会に矛先が向けられています。私が持っているサッカー観とは微妙なズレがあるので反発する部分がないわけでもありませんが、サッカーというフィルターの向こうに見える日本の「ムラ社会」批評やマスメディアの志しの低さに関する指摘は痛快です。その後、著者のサッカーに対する目が肥えてくるにつれて、考え方や理想像が徐々に変容するので、その成長振りを眺めるためにも、続編を含めて読むと面白いと思います。

  • サッカーの話

  • 親父から読めと言われた。当時は殆ど内容を理解できなかった。
    今こそ読み返したい。

  • このシリーズ好き。

    サッカー好きにはダメって言われてるみたいだけど
    私は好き。

  • 村上龍のサッカーエッセイ。

  • 閉塞感を打破したい人たちのために。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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