一滴の力水: 同じ時代を生きて

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334972561

感想・レビュー・書評

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  • 作家と政治家の対談。
    平成元年から見た未来が戦中を生きたものの重いから読み取れる。
    この人と近い年齢の人が読者になるとまた感想が違うのだとうが。
    こういう時代を経て思想としての人間の形の様が読み取れる。

  • やや飛ばし気味に読了。共産党の不破氏の著書、のつもりで借りたが、よく見たら対談だし、完璧に引退しているらしい。年配者同士の思い出話がメインで少し飽きてしまったけれど、全体から醸される戦前戦後の空気は参考になった。今度水上氏の本も読んで見ようかと思う。

    原発に触れた章もあった。当時から、これだけ問題視している人たちがいたのに、どうして耐用年数も越して存続を許されてしまったのだろうと残念に思う。

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著者プロフィール

少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞、1971年『宇野浩二伝』で菊池寛賞、1975年『一休』で谷崎賞、1977年『寺泊』で川端賞、1983年『良寛』で毎日芸術賞を受賞する。『金閣炎上』『ブンナよ、木からおりてこい』『土を喰う日々』など著書多数。2004(平成16)年9月永眠。

「2022年 『精進百撰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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