星の旅人 スペイン「奥の細道」

  • 光文社 (2000年11月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784334972813

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

自己を見つめ直す旅を描いたこの作品は、著者がサンジャンピエドボーからサンチャゴまでの800キロを48日かけて歩いた体験を通じて、心の渇きを癒す旅の魅力を伝えています。全51話から成る構成は、俳句と紀行...

感想・レビュー・書評

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  • 自分を見つめ直す旅だというのに電話しすぎ…静かに己を見つめ直すんじゃないの?黛さん。100キロ歩きの友に持って来たが、頭でっかちすぎ。でも800キロには、ただただ脱帽。でも山と一緒で、歩きたいから歩くで。それにしても広大な大地。心地よい疲れ。「いつも何か足りないと憂いてはいなかったか。いつもどこかが虚しいと心の渇きを覚えてはいなかったか」うーむ。

  • 俳句文集かと思ったが、そうではなく、俳句+紀行文。全体を51話に分け冒頭に俳句を置く。その後の紀行文は俳句に対応していそうなものもあるがそうではないようなものも多い。
    著者はサンジャンピエドボーからサンチャゴまで一気に、しかし48日かけて歩いた。その後海岸まではバスを使ったとのこと。結局2ヶ月かけたのであろう。素晴らしい。それだけかけてゆっくりあるく。もっとも後の方は慣れたのか1日30km歩いても平気になったようだ。すごい。
    それにしてもどれだけの英語力があるのか不明だがかなり多くの人と友達になり、多くの人に助けられた。著者の人となりのなせる技なのか。

  • すごいすごいすごい!
    読みながら興奮しました。

    私も行きたい!!
    仕事一区切りついたら、1ヶ月かけて歩こうかなぁ。いまから準備しよう。

  • 俳人である彼女が1999年にCamino de Santiagoを歩いた話で興味がありました。
    すらすら読めてしまいましたが、5~7月のスペインの季節を思い浮かべて、行ってみたくなりました。
    スペイン語勉強中ですが、英語もコミニュケーションに必要かなと改めて思いました。
    話の中に出てくるパウロ・コエーリョ は個人的にまったく趣味に合わず読めませんでした。スピリチュアルな世界って第6感のない私にはつらすぎました。
    それに比べるとまめがつぶれたなど、バルで一休みなんて歩いてて感じる事をそのままストレートに書いてて面白かったですが、読み応えはまったくありません。

  • (2007.04.13読了)(2007.03.31購入)
    映画「サン・ジャックへの道」を見て、日本橋高島屋で「川合玉堂展」を見て、八重洲地下街で食事をして、古書店に寄ったら、黛まどかさんが「サン・ジャックへの道」を歩き通した紀行文のこの本があったので、これも何かの縁と思い購入してきて、映画の映像が記憶に新しいうちにと、読みました。
    映画は、フランスのル・ピュイからの1500キロですが、この本の出発地は、スペイン国境に近いサン・ジャン・ピエ・ド・ボーからでサンティアゴ・デ・コンポステーラまでは900キロです。
    黛さんの今回の旅のきっかけは、パウロ・コエーリョの「星の巡礼」ということです。
    「サンティアゴ巡礼の道の存在を知った日から、どうしてもこの道を歩きたいと思うようになったのです。なぜ人々は歩くのか、そこに何があるのか、神とは何か・・・。」(19頁)
    「荷物は最小限にまとめたつもりだが、それでもリュックだけで7キログラムはある。」(22頁)20キロを越える荷物を背負って歩く人もいるようなので、かなりコンパクトだ。
    初日から道を間違えピレネー越えはできなかった。この後も何度か道に迷っている。結構矢印や道しるべはあるようなのですが。
    泊まりはアルベルゲと呼ばれる巡礼宿です。
    「アルベルゲは基本的には無料で、巡礼者達は日本円にして2・300円の心付けを置くのが習いとなっている。大部屋にずらりと並べられた二段もしくは三段ベッドは早い者勝ちだから、到着が遅くなったりすると、床で眠らなくてはいけない羽目になる。もちろん男女一緒。寝具はないので、銘々寝袋をベッドの上に広げて使う。」(41頁)
    「衣類といえば、下着を含めてすべて二組しか持ってきていない。」(44頁)
    宿に着くと着ていたものを洗濯し、乾かしてということになる。映画「サン・ジャックへの道」では、歩きながら乾かしてました。
    晴れれば暑いし、雨が降ると道がぬかるんで歩くのが大変だ。
    長い道のりの中で、多くの人と会っては別れ、時には再会し、ゴールを目指す。
    足に肉刺ができたり、風邪を引いて高熱がでて休養したり、リュックで片がこすれたり、難儀をしながらなぜ歩き続けるのか。
    黛さんも足の肉刺に黴菌が入り、炎症を起こして歩くのが大変になる。さらにダニに感染し、着ているものすべてを煮沸消毒することにもなる。
    いろんな人に助けられながら歩き通す。
    「巡礼の間、常に、朝日によってできた影は、サンチャゴ、僕らの行き方を指し、夕陽によってできた影は、僕らの来し方を指していた」(160頁)
    サン・ジャックへの道はほぼ西に向かって進むので、午前中は、影に向かって歩き、午後は、影を引きずりながら歩くことになる。
    ゴールのカテドラルで行われる「ミサの最後には、8人の修道士によって、巨大な銀の香炉がカテドラルいっぱいに左右に振られた。そもそもこの大香炉は、到着する巡礼者のあまりの体臭のひどさに始められたという。」(166頁)
    映画「サン・ジャックへの道」でも、この大香炉がたびのクライマックスを印象付ける。

    俳人 黛 まどか
    神奈川県生まれ
    1994年 「B面の夏」50句にて第40回角川俳句賞奨励賞受賞。
    1996年 俳句誌「月刊ヘップバーン」創刊・主宰
    1999年 北スペイン・サンチャゴ巡礼道900キロを徒歩で踏破
    2000年 『ら・ら・ら「奥の細道」』等にて第2回加藤郁乎賞受賞。
    2001~2002年 5回訪韓し、釜山からソウルまでの道のり500キロを踏破
    2002年 『京都の恋』にて第2回山本健吉文学賞受賞。
    (2007年4月20日・記)

    ☆関連図書(既読)
    「B面の夏」黛まどか著、角川文庫、1996.12.25
    「聖夜の朝」黛まどか著、講談社文庫、1998.11.15
    「ヘップバーンな女たち 39の東京ストーリー」月刊ヘップバーン著、リヨン社、1999.6.14

    (「MARC」データベースより)amazon
    「内なる道を求めて」歩き続けた48日間・900km。聖地・サンチャゴへの巡礼の旅を、俳句と文章で綴る全51話を掲載。詳細な巡礼道マップも収録。99年10月~2000年9月『読売新聞』連載をまとめる。

  • 歩いた人だけが分かるんだろうなこの感じ

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著者プロフィール

俳人。神奈川県生まれ。1994年、「B面の夏」50句で第40回角川俳句賞奨励賞。2002年、句集『京都の恋』で第2回山本健吉文学賞。2010年4月より1年間文化庁「文化交流使」として欧州で活動。スペインサンティアゴ巡礼道、韓国プサン~ソウル、四国遍路など踏破。2021年より京都×俳句プロジェクト「世界オンライン句会」を主宰。著書に、句集『B面の夏』『忘れ貝』『てっぺんの星』、紀行集『奇跡の四国遍路』、随筆『暮らしの中の二十四節気』など多数。

「2022年 『句集 北落師門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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