英語で発見した日本の文学 古き良き日本語と、新しく面白い日本語

  • 光文社 (2001年3月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784334972936

作品紹介・あらすじ

大学時代に川端康成の『山の音』を英訳で読んだとき、これこそ本物の文学だと、嬉しい気持ちになった。しかし、さらに数年後、初めて日本語の原文で読んでみると、もう感動のレベルがぜんぜん違った。まず、原文のもつ美しいリズムや、きめ細かい描写力などに圧倒された…。『日本人の英語』の著者が語る、日本文学の新しい読み方。

みんなの感想まとめ

日本文学とその魅力を英語で探求するエッセイが展開されています。著者は、日本文学の深さや日本語の特性についての考察を通じて、文学が持つリズムや描写力の美しさを伝えています。特に、川端康成の『山の音』をは...

感想・レビュー・書評

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  • アメリカの大学院で、川端康成の「山の音」を読んで日本文学に惹かれて、日本文学の学術論文のために来日し、そのまま日本に暮らしているというマーク・ピーターセン。日本文学と日本語に対する愛を感じる本である。
    日本の文学を英語に翻訳するときに感じさせられたという日本文学や日本語の特性、日本語のニュアンスを伝えることの難しさ、さらには日本語の面白さまで書いている。夏目漱石、樋口一葉、徳田秋声、谷崎潤一郎、志賀直哉、村上春樹、清水義範、筒井康隆、サザエさん、俳句、小津安二郎の映画などを取り上げる。
    もう少し突っ込みが欲しいなあというところがあるが、まあ気楽なエッセイということでいいのだろう。
    「そんな危ないこと、やめなさい!死んだら、どうするの!?」に対して、死んだら何もしないだろうなという著者の感想が笑える。
    谷崎潤一郎が欧文脈の文章を書いているという丸谷才一の評に対して、著者はそうじゃないだろうと言っているが、確かに分かりやすい文章だからと言っても必ずしも欧文調というわけでもないだろう。
    付け足し。コロラド州から日本に行くと言った時、著者の周りの人たちが一様に驚いたそうだ。ロッキー山脈とその東の高原の自然が素晴らしいパラダイスのようなところからなぜ?ということらしい。アメリカの地方の保守性を表していることなのかなあ。

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