新世紀へようこそ

  • 光文社 (2002年3月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784334973292

感想・レビュー・書評

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  • あのテロが起きてから(直後に、と言うべきか)このような試みをいち早く行い得たそのフットワークの軽さと勇気に感服する。どのような立場に立ったとしてもここまで迅速に事態をにらみ、そこから毎日のようにメールマガジンとして記事を書き、読者の異論に答えることは並ならぬ蓄積と(イヤミに聞こえかねないとも思うが)ある種の度胸を必要とすると思うのだ。今読んでも、今の世界が孕む問題が出尽くしている感を抱く。平和憲法と対外政策、ポリシーと実務の板挟みで日本はどう動くか。その問いはウクライナに場を変えて今なお問い続けられている

  •  2001年9月11日、われわれは真の21世紀に入りました。新世紀へようこそ。彼らには武器がある、僕たちには言葉がある―。

     米中枢同時テロをきっかけに芥川賞作家の池澤夏樹氏はメールマガジンをスタートさせる。本書はそのメールマガジンにて配信された記事をまとめたものである。

     インターネットというメディアの発達は目覚しい。新聞や雑誌よりも速報性があり、テレビやラジオよりも個人の主張が強く出せる。
     そんなメディアの特性を生かし池澤氏は我々に語りかける。時には間違いを率直に認めながら、時には自分の考えを全面に押し出しながら。

     本書では2001年9月24日からスタートし、同年11月17日の分までが収録されている。一人の作家が時代と対峙し、苦悩した記録でもある。

  • 一部読完。
    必要に応じて読み進める。

  • 今後の世界を考えるのに大変良い本だと思います。

  • おじゃましま〜す!

  • 著者が「9.11」以降に始めたメール・マガジンをまとめた本。身をもって実感できない戦時下の時代の中、私たちに出来ることは「想像する」ことだ。そんな著者の真摯なメッセージに触れたのなら、私たちは自分自身の現実について「知ること」を動機付けされるはずだ。そのステップを踏んで初めて「新世紀」は、ようやく始まるだろう。

  • 今後の世界を考えるのに大変良い本だと思います。

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著者プロフィール

1945年、北海道生まれ。埼玉大学理工学部物理学科中退。小説家、詩人、翻訳家。主な作品に『スティル・ライフ』(芥川賞)、『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)、『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『楽しい終末』(伊藤整文学賞)、『静かな大地』(親鸞賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)など。「池澤夏樹個人編集 世界文学全集」「同 日本文学全集」を編纂(毎日出版文化賞)。2007年、紫綬褒章、2011年、朝日賞、2021年、フランス芸術文化勲章オフィシエ、2023年、早稲田大学坪内逍遙大賞。近刊に『一九四五年に生まれて││池澤夏樹 語る自伝』。

「2026年 『遙かな都』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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