ほんとうのアフガニスタン―18年間“闘う平和主義”をつらぬいてきた医師の現場報告

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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334973339

作品紹介・あらすじ

内戦、伝染病、貧困、飢餓、あらゆるいのちの闘いをつづけてきた日本人医師。史上最悪の大干ばつ発生に、医師団は1年で1千本の井戸を掘り、いままた空爆後のアフガン難民に、いち早く食糧援助を開始している。私たち日本人はいま、何ができるのか、どうすれば役に立てるのか、知りたいことがここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 現地に入り込んで支援するという姿勢と実現していくことがすごい。

  • アフガニスタンという言葉はよく耳にしてきたのに、その国のこともそこに住む人たちのことも何も知らなかったんだと痛感した。
    女性の解放も民主主義も大切なことで、アフガニスタンでそれらを実現することはアフタにスタンの人々にとっても重要なことだと思っていた。
    でもそれは日本に生まれ育った中での私の価値観であって、そのままアフガニスタンの人々にとって当てはまるわけではない。
    本当に何か助けるのだとすれば、そこでの「普通の生活」が明日もあさっても続いていくように手伝いをするということなんだ、というようなことを中村さんは言っていた。
    私は大きく勘違いしていた。
    中村さんやペシャワール会の人たちがしている活動は偉大だと思う。
    それと同時に現地の人々の生活の中に入って、そこでの文化、習慣を十分に理解し尊重し必要なことを淡々と行うという思想に学ばされるものが多かった。
    それともう一つ中村さんが言っていたことで大切なことだと思ったのは、流れてくる情報を鋭い目で見極めるということ。
    私たちの情報は欧米から見た世界。すべてを鵜呑みにせず本当のことは何なのか自分で確かめることの大切さ。
    それを改めて実感させられた。
    年会費3,000円からペシャワール会の会員となれるそう。その9割以上が現地での活動費として使われているんだとか。
    私にできるとしたら、それくらい。
    あとは今を懸命に生きること。アフガニスタンの人々のように。

  • 偉大な人がいるもんだな。

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著者プロフィール

1964年福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。国内の病院勤務を経て、1984年パキスタン北西辺境州の州都ペシャワールのミッション病院ハンセン病棟に赴任し、パキスタン人やアフガン難民のハンセン病治療を始める。その傍ら難民キャンプでアフガン難民の一般診療に携わる。1989年よりアフガニスタン国内へ活動を拡げ、山岳部医療過疎地でハンセン病や結核など貧困層に多い疾患の診療を開始。2000年から、干ばつが厳しくなったアフガニスタンで飲料水・灌漑用井戸事業を始め、2003年から農村復興のため大がかりな灌漑事業に携わる。同年、「アジアのノーベル賞」と呼ばれるマグサイサイ賞を受賞。2019年にはアフガン政府から名誉市民権を授与された。同年12月4日、アフガニスタン・ジャララバードで武装集団に銃撃され、73歳で命を落とす。

「2020年 『希望の一滴 中村哲、アフガン最期の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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