英国ミステリ道中ひざくりげ

  • 光文社 (2002年7月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784334973490

感想・レビュー・書評

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  • 若竹七海さんのエッセイですね。
    「この本は〈英国ミステリの舞台を歩く〉という主旨の旅エッセイ集である。」と言う、言葉から始まります。
     エッセイというより、〈英国ミステリの旅のガイドブック〉という方がピッタリするかもしれません。
     若竹七海さんは、大好きな作家さんで、さらに英国ミステリときたら、読まずにおれるものか、です。
     とにもかくにも、若竹さんの読書量に圧倒されっぱなしの本です。

           目次

      そして旅は始まった
      さらに書店巡りも始まった
     第一章 街中が現場だ! ~ロンドン
         初心者は七番のバスに乗る
         ドロシー・L・セイヤーズ散歩はたいへん
         ストランド界隈は神出鬼没
         チェルシー・ミステリ散歩の意外な結末
         ノッティング・ヒルの変人
         ハムステッドに遊園地はあるか
     第二章 マダム・マーダーがお待ちかね
           ~オックスフォード
     第三章 アガサ・クリスティー中途半端
           ~デヴォンシャー南部
     第四章 修道士はみた!
           ~ウェールズとシュルーズベリ
     第五章 マダム・マーダーと足腰の危険
           ~コーンウォール
     第六章 相棒と警報
          ~ケンブリッジとイースト・アングリア
     第七章 墓地に立つオタク
           ~ダブリンとロンドン近郊
          ジェイムス・ジョイスなんか怖くない
                   (ダブリン) 
          サンドリンガムの敵をウインザーでとる
                (ウインザー&イートン)
          太陽がいっぱい、殺人もいっぱい
                   (ブライトン)
     第八章 旅人ファンタスティック
           ~ミステリ旅・技術編
     そして旅は続く
        主要参考文献一覧
        引用文献一覧
        索引
     本の合間に、若竹さんの旦那さん小山正さんの『執事の英国書店漫遊記』がびっしり案内されています。
     それに、コラム『英国おいしいミステリ』として、グルメの案内も、プラス『好事家のためのノート』が嬉しい情報を………。
     各ページには、索引があって詳しく情報を網羅されています。
     とにかく至れり尽くせりで、飽くなき読了するのに圧倒される毎日でしたが、若竹さんのユーモアとウィットで、愉快に英国ミステリの旅を満喫しました
      (=^ェ^=)
    (この本も、メメの本棚登録をよんで、嬉しい悲鳴で、早速図書館に予約をいれました。絶版本なので手に入れられないのが残念です!
     メメさん、ありがとうございました♪ヽ(´▽`)/)

  • 一時期、若竹七海さんの本をよく図書館でお借りして読んでいたこともあり、図書館で本書を見つけて歓喜しました。2002年に刊行されていたとは!(若竹作品は装丁の杉田比呂美さんのイラストがまたいいんですよね。(*´ω`*))

    ”この本は<英国ミステリの舞台を歩く>という主旨の旅エッセイ集である。”とありますが、300頁越えで、内容も大変濃いです!!!(笑)(英国ミステリがお好きな方はぜひ本書をお手に取られてください。私には濃すぎてついていけていませんので。m(._.)m↓)

    私の備忘録としてほんの少しだけ。ドロシー・L・セイヤーズ散歩、クリスティー戯曲の『ねずみとり』を延々と上映している劇場、ドラマでポアロが住んでいたマンション、A.A.ミルンの家(『赤い館の秘密』やクマのプーさんの原作者)、ノッティングヒル・・・オックスフォード・ミステリ散歩ではドロシー・L・セイヤーズ/アントニィ・バークリィ/コリン・デクスター等々、他にも『指輪物語』等ファンタジーファンにも嬉しい町と紹介さてています。『消えた玩具屋』散歩も熱く語られていますが、未読なので作品が気になります。(他にもたくさん気になりますが、疲れそうなのでこのくらいで(笑))
    なんてったってクリスティ。はい、そのとおりですね。(笑)
    古本の村「ヘイ・オン・ワイ」(気になっていた町ですが、読んでいたら疲れました、、(笑))
    他、ファンタジーの国コーンウォール、ケンブリッジに向いてるミステリ、ジェイムズ・ジョイスなんかこわくない、(O・R・メリング)、サンドリガムの敵をウインザーでとる等々。

    最後に「旅人ファンタスティック」ミステリ旅・技術編があり、出発前に/郵便/交通/お買い物が丁寧に記載されています。(2002年発行時の内容ですね、ご参考まで。)ちょっと旅行した気分になれて、楽しい時間になりました〜(*´ω`*)

  •  ミステリー作家・若竹七海が、夫・小山正とミステリーの舞台となった英国各地を巡る。ロンドン・オックスフォードetc。ああ、こんあ英国旅行がしたい!!

  • マニアックつながりで。・・・ウーン、これは!!筋金入りのミステリファンなら面白いだろうがへなちょこファンとしては話について行けるのはセイヤーズくらいまでなの・・・。よくここまで「おお、ここが!」という旅ができるね?しかしいずれコレに出てくるミステリを読もうと思って時々拾い読みしてます。ここまでマニアックな紀行文は(そのわりに成果はへなちょこだが)読んだことがない。イギリス人に通じるものがあるので星4つ謹呈。

  • ミステリ作家である若竹七海さんご夫妻と仲間たちが、ミステリ作品スポットと古本屋を探してぐるぐる廻り歩く英国の旅行記。ここに紹介・引用されている本のほんの一部しか読めていないがそれでも面白かった。英国ミステリがもっと好きになった。若竹さんがご自身を「貧乏性でミーハーなミステリ好き」と書いていたが、それって自分のこと?と思いつつ読んだ。笑った。一人旅って大抵こんな珍道中になるよ〜。そしてヘトヘトのボロボロになる。わかる〜。できれば英国に行く前にこの本に出会いたかった。次はいつ行けるのか…。

  • ミステリや小説を愛する愉快な夫婦が、ドイルやクリスティー、カーの故郷を歩き、優雅で知的なブリティッシュ・ミステリ&ノベルの世界を楽しく紹介する旅行記。詳細な英国各地の古書店ガイドつき。

  • もっと地図が欲しい。”トーキー”って言われても、イギリスのどの辺?南西部って言われてもピンとこない、方向音痴の私には地図がたりない。写真ももっと大きく!
    引用されている本は読んだはずなのに、ほとんどおぼえていない。おもしろかったのはおぼえているのに。自分の脳に不安を感じた。
    リーバスの活躍している、スコットランド編も是非お願いします。

  • 若竹さんのミステリは読んだことがないんだけど、このミステリの舞台をめぐるイギリス旅行記、ユーモアがあって読みやすく、おもしろおかしく楽しかった。失敗?がつきものなところもいい。旅行ってそういうものだよねーって思い出す。失敗がまたおかしくて楽しくて。でも、自分の教養のなさを痛感。ミステリが好きとか言ってるけど、この本に出てくるような古典はほとんど読んでないし。若竹さんやご主人小山氏のように、オタクといわれるほどなにかが好きっていうのがすごくうらやましい。あこがれる。小山氏がだれだったかのお墓の前で「ファンです」って言うところになんだか感動した。このくらいまで深くミステリが好きになれたらすてきだなあ。そしてこんな旅行がしてみたい。そういえば、ちょうど読んでいた「容疑者たちの事情」の訳者、山田順子さんが一緒に旅行されてて出てくるのもおもしろかった。

  • ミステリ小説を愛する作家若竹氏とその夫小山氏の英国旅行記。
    ミステリ好きにはたまらないスポット多数出現でうはうはになることうけあい。
    英国で古書めぐりなんてある意味贅沢ですよね。

  • イギリスで古書店めぐりをしたくなる本。本好きが出した本なだけに、地図が入っていたり、その店の得意分野が明記されていたりと至れり尽くせり。

  • 若竹さんと旦那さんの小山正さん(大の書店・古書店好きで、ミステリのほかバカSFや幻想怪奇ものとかが好物の模様)
    翻訳家の山田順子さんが公共機関と徒歩をモットーにあっちにふらふらこっちにふらふらする旅行記です。
    さすがにカタカナが満載です。しかも出てくる作者が誰だかわかりませ〜ん(T_T)
    しょせんクリスティもクイーンもカーも読んだことのない私です。
    でも名前だけは知っている人がちらほらでてくるし、アーサー王伝説やメリングが引用に使われてて
    「知ってる!それは読んだ!」となんだかにんまりしたりもして。
    きっと知ってる人にはもっと楽しいに違いない。

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著者プロフィール

東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、『ぼくのミステリな日常』でデビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。その他の著書に『心のなかの冷たい何か』『ヴィラ・マグノリアの殺人』『みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない』などがある。コージーミステリーの第一人者として、その作品は高く評価されている。上質な作品を創出する作家だけに、いままで作品は少ないが、受賞以降、もっと執筆を増やすと宣言。若竹作品の魅力にはまった読者の期待に応えられる実力派作家。今後ブレイクを期待出来るミステリ作家のひとり。

「2014年 『製造迷夢 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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