現実入門

著者 : 穂村弘
  • 光文社 (2005年3月23日発売)
3.63
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334974770

作品紹介

「現実」を怖れ、逃げ続けてきた男が、42歳にして初めて挑む。やるぞ、献血、合コン、部屋探し、そして遂にプロポーズ。

現実入門の感想・レビュー・書評

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  • 爆笑。爆笑。

    しかも真夜中の居間
    スタンドライトのみ
    家族が寝静まったコタツに独り

    あはははー、ヒィーヒィー笑う自分がこわかった。

    穂村さんの作品も夜が似合う。
    相変わらずのオトメ全開で本当に好きだぁ~。

    今回この作品読んで思った。
    穂村さんの脳内は・・・

    水城せとなさんの「脳内ポイズンベリー」の脳内会議の
    模様に似ている。

  • ほむほむが
    献血してるー笑
    合コンしてるー笑
    「ぼ、ぼくはメモ帳がないとご飯が食べられないんです」って!!笑笑
    おばぁちゃんの病室にお見舞いに行くのは、わたしもいつもどきどきして、なんとも言えないきゅうっとした気持ちになるものだ。いつも饒舌にちょっと違う位相のことを面白く書いている穂村さんが、現実にしか触れていなくてドキッとした。

    そしてオドオドしながら部屋を借り、
    そして、親へ挨拶……!

    妄想と現実の区別がさっぱりつかないのが、
    いつも以上でした。
    まぁそんなことはどうでもいい。
    ほむほむ頑張った。
    ほっこりしたぁ〜。


    私も、自動車教習所に入った時は、
    ほんとにみんなこんなことを?
    と思ったものだ。
    みんなこんなにも面倒くさい過程を経て免許をもっているのかと。
    現実って改めて直視してみると、なかなか大変だーね。

  • エッセイ、なのか?

    あとがきにかえて、の恋文的文章にぎゃふんとなりましたーー
    にやける!

    42歳で人生経験値が低い「私」の現実入門。

    献血、占い、葡萄狩り…

    ただの体験エッセイかと、思いきや?

    別のひとのレビューで、
    花荻窪とゆう地名はないと、書いてありました。

    ないんだ!
    じゃあサクマさんは!
    天使は!
    どこまでがフィクションですか!
    ほむらさん!
    と、混乱。

    でも、天使、にょっ記に出てくるし!
    ほむらさんの仮想世界では花荻窪もあるのだ。
    そこでは、「私」がハーブに水をあげたりしてるんだろう。

    あと「一日お父さん〈夜の部〉」で、
    タイミングをみて高い高いをしちゃうところにきゅんとしてしまいました!

    おじさんがかわいくみえるってすごいなぁーーー

  • 現実からはずれた時空間を生きる男。

    「人生経験値」の低い穂村弘が色んな初めてに挑戦する体験エッセイ。

    私が体験したことがあるのは
    ・占い
    ・アカスリ(健康ランドではなく韓国旅行にて)
    ・相撲観戦(マス席ではなかったので心付けは必要なかった)
    ぐらいだろうか。

    おっかなびっくり、余計な妄想を繰り広げながら初体験に挑戦する
    穂村さんの様子が面白い。

    でも、物件探しで「花荻窪」という地名がでてきて、「あれ?」と思う。
    そんな場所あったっけ?そして結局…。

    不器用な穂村弘に親近感を抱いていたけど
    本当はとても頭の良い遠い存在なのだ。

    地に足をつけてなんでもそつなくこなす人より
    いちいち怖れ、戸惑う人の方が人間らしくて好感が持てる1冊。

  • 陰気で妄想癖のある女好き

  • プライドと世間体が邪魔をするのか突込みが今一つ甘く物足りなかった

  • 2017/02/23 読了

  •  人生の経験値が極端に低い歌人、穂村弘。
     ソファーの部屋に住んだこともなければ、ポルチーニ茸のソテーも食べたことがない。そんな彼の初体験をエッセイにまとめた一冊。
     献血、モデルルーム、占い、「お幸せに、おめでとう」、合コン、祖母の見舞い、はとバス、ブライダルフェスタ、健康ランド、ホルター心電図、お父さん、競馬、花嫁衣装の下見、大相撲マス席、賃貸物件探し、結婚のご挨拶…。ほむほむはやっぱり人生の経験値が低くて、だから見くびってしまう。そして、愛おしさが溢れる。
     編集者のサクマさんが理想の女性すぎて、途中にやにやが止まらず、最後「まさか!?」と思ったのに、ほむほむにやられたぜ。妄想ばんざい。

  • ああ、情けない男の、何とも人情味溢れるエッセイだ。

    そう思って読み進めたら、最終章でびっくり。
    あとがきまで読んで、久しぶりに「騙された!」という気分になった。
    軽く読めて、深く考えさせられる1冊。

  • 自分が感じる違和感の、数倍の強さの違和感を持っているこの人を見ると、少し安心する。

    ほむほむがちゃんと生きているのだし、もう少し頑張れる。きっと。

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