ハチドリのひとしずく いま、私にできること

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (83ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334974916

感想・レビュー・書評

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  • 会社からの帰宅途中に読み終え、自分自身の感性が弱ってきていることに改めて気づいた。

    Going my way!

    何事も諦めず、自分が信じているよき行い、それぞれが出来ることを、ただ、ただ継続して行うこと。

    しかし、この世の中は、何が正しいのか、いや、何が永続的な行いなのかが、わからなくなってきた。

    それは、時代のせいでもあり、そうでも無い。

    なぜなら、情報過多になったというのは、時代のせいであろうが、悩み多きというのは、宗教や、文学が示している通り、何時の時代でも同じであるからだ。

    本文はわずかに17行。そのアボリジニーの物語から何を読み解くか、後に続く解説、世界各地の行動派の面々のコメントが、多くのインスピレーションを与えてくれる。

    大きく新呼吸してから読んでもらいたい一冊だ。

  • スローライフ提唱者の辻信一さんが監修。
    南米アンデス地方に伝わるお話を、あたらしい挿絵とともに紹介した本です。
    小さなハチドリが燃えた森の火を消すため、小さなくちばしで水をかけ、行ったりきたりする話。
    その話の中で、「そんなことをして何になるんだ」という動物たちに対して、ハチドリは「わたしにできることをしているだけ」と答えます。

    あなたは、ハチドリですか?それとも「そんなことをして何になるんだ」と笑う動物たち?

    答えはわたしたちひとりひとりが、小さなハチドリであるということを思い出すことです。

    このお話のほか、16人の著名人が「わたしにできること」について語ったページ付き。

    日本の森林再生のため活動されている方などのお話など、大変勉強になります。

    わたしにできること。

    小さなことからでも始めてみましょう。

  • 読み聞かせで使いました。

    森が燃えていました。
    森の生きものたちは、次々と逃げ出していきます。
    そんな中、一匹のハチドリ(クリキンディ)だけは、くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。
    動物たちは、そんなことをして何になるんだと言います。
    クリキンディは答えました。
    「私は、私にできることをしているだけ」


    燃えている森は、今の地球のことです。
    私たちが、この危機に何が出来るか。

    子どもたちは、二酸化炭素削減25%目指していることも知ってました。
    では、今何をしているか。

    この本によると、日本人は一人当たり7000gのCO2を出しているそうです。
    それをどうやったら、減らせるか。
    ハチドリのように、一滴の水をたらすように、少しずつでも出来ることがあるのではないか。

    レジ袋をやめる。
    輸入野菜から国産、近隣の野菜へ。
    そういったことでどれだけCO2が減らせるか、そういうことも書かれています。

    子どもたちは、真剣に聞いてくれました。

  • これは、
    ちいさな力の大切さを教えてくれる
    南米アンデス地方の
    古くて新しいお話です。
    冊子『私にできること‐地球の冷やしかた』がボリュームアップして、本になりました。

  • 南アメリカに伝わるハチドリのひとしずくの話
    『私は、私にできることをしている。』という言葉から
    世界の現状に対して、自分になにができるかを
    考えさせてくれるお話。

    芸能人等がしている『私は、私にできることをしている。』を
    紹介等が載っています。

  • ─────────────────────────────────────
    帯:
    17行の物語に世代を超えた共感の輪が広がっています。
    私たちはいま、
    地球温暖化という大問題に直面している。
    ハチドリの物語のなかの燃えている森は、
    地球のことなのだ。
    ─────────────────────────────────────

    物語自体は僅か1分程度で読めてしまいます。(残りはインタビューの内容が纏められています。)

    僅か数ページ、数十文字の物語ですが、読んだ後に心に残るものはとても大きなものが残りました。
    テーマとしては、地球温暖化について書かれていますが、実際のところもっと大きなことについて訴えているように感じます。

    タイトルにあるように「いま、私にできること」とは何か?を考えさせられる。
    ・他人が付いてこなくても、自分にできることがあれば気が付いた自分がやろう。
    ・何が良いか悪いかなんて考えず、自分のできることをやってみよう。
    ・気が付いたら直ぐにやってみよう。

    周りが何といおうが、今自分にできることをすることが、重要な事だと説いている。

    正に、現状と今後のキャリアについて悩んでいる自分にとって、心に響く会心の一冊でした。

  • 南アメリカの先住民に伝わる話。何気なく読んで見みたのですが、思わず涙が止まりませんでした。落ち込んだときなんかに元気になれる一冊だと思います。

    • 96%さん
      南アメリカの先住民に伝わる話。何気なく読んで見みたのですが、思わず涙が止まりませんでした。落ち込んだときに元気になれる一冊だと思います。
      南アメリカの先住民に伝わる話。何気なく読んで見みたのですが、思わず涙が止まりませんでした。落ち込んだときに元気になれる一冊だと思います。
      2009/05/25
  • 森が火事になり、動物たちが逃げまどう時に、一羽のハチドリが、せっせと水をすくって火にかけるという話だ。動物たちはそんなことしてどうなるのと笑うけど、ハチドリは答える。

    「私は、私のできることをしているだけ」

    という南アメリカの先住民に伝わる話に結びつけて、エコロジーの啓蒙を書いているのだが、エコロジーに関心あるなしに関わらず、「自分のできることをおこなう」は、現代社会に生きる人々が持つべき意識だと思うのだ。

  • 少しずつ出来ることって何だろう。今自分に出来ること

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