典子44歳 いま、伝えたい 「典子は、今」あれから25年

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著者 : 白井のり子
  • 光文社 (2006年5月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334975012

作品紹介

両腕のないサリドマイド児として生まれた著者が、結婚、二児の子育てを経て、この春、熊本市役所を退職し、講演活動を開始。沈黙破りふたたび羽ばたく。

典子44歳 いま、伝えたい 「典子は、今」あれから25年の感想・レビュー・書評

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  • 白井のり子著「典子44才 いま、伝えたい」(「典子は、今」あれから25年)、2006.5発行。1962.1.27熊本市で両腕を失ったサリドマイド児として生まれ、1981年松山善三監督の「典子は、今」の映画に出演した白井のり子さんの生き様が書かれています。手の代わりを足でするけど、トイレのパンツの上げ下ろしが出来なく、小・中・高、一日も欠かさずお母さんが昼休みに登校したこと、熊本市役所勤務、結婚、出産(長女、長男)、子育て(足を使ってミルク、オムツ)。2006年市役所を退職、講演活動に!収入より心の躍動を 

  • 「典子は、今」の映画から25年が過ぎたそうだ
    熊本市役所に勤めたまでは映画で知っていたがその後の消息は途絶えていた

    この本は彼女がサリドマイド児として生まれた状況からその後のことを本人が綴っている

    それはすばらしい人生だったようだ
    就職後まもなく結婚して二児の母となっていた
    普通の暮らしを選択しようと努力して
    ほとんどそれを叶える事ができたらしい

    いま、役所を自主退職して講演活動という新たな目的を決意し
    この本の出版となったとある

    社会から障害と差別されて呼ばれる「個性」を乗り越えて得た市民権は
    特別大きな幸せを伴ってくるものなのだろう
    本人も周りの環境を支えた人々も一緒に
    苦労となるはずのことをすばらしい経験に塗り替えできたからこそ得た幸福のはずだ

    もしも我々が創っているこの社会を偏見と差別の薄い暮らしむきにできていたならば
    個性の強烈な一人の人として普通に生きられただろうし
    講演活動という特殊な生き方を生活の基盤とする必要もなかったのだろう

    のり子さんの場合ですら
    偏見と差別を引きずった中で勝ち取れた特殊な幸福に違いない

    それぞれの個性をいかして皆が普通に生きられる社会を目指したいとあらためて強く思う

    社会を個人的に奪い合う場にするのでなく
    皆で支え合う豊かな集いを描きたい
    縛り合って監視し合って依存し合うのでなく
    参加し合って補い合ってハモリ合って楽しく仕事をできるはず

  • 自分の人生に影響を与えた人の一人である辻典子さん。
    30年前に公開された映画「典子は今、」の主人公。サリドマイド薬禍によって、両腕が肩からないまま産まれてきた少女の半生を描いた映画で、高校生だった僕は何度も何度もその映画を見て、福祉の仕事を志した。結果、福祉の仕事に進まない決断をしたのだが、映画の中で明るく自分の未来を切り開こうとする典子さんの笑顔は、忘れることはなかった。
    その主人公であり、今は講演活動を始められた白井のり子さんの本。映画の中の「典子」と現実の「のり子」との間で悩み苦しみ、それでも自分が同じ境遇の人達に希望を与えられる存在であると再認識するまでのドラマは、当事者でなければわからない。
    それでも「わたくしは障害者ではありません」と言い切る彼女の強さに脱帽。

  • サリドマイドというものが生まれる子供に先天的奇形をもたらす。
    何となく知識はあったのですが、それが上肢欠損だということは知りませんでした。
    またこの方の映画も知らなかったです。
    それだけにこの方の明るさに一気に読めました。
    障害者といっても色々なんだなと、改めて思いました。

  • 小学生のころドキュメンタリー映像を観ました。

  • 人生を前向きに生きる素晴らしい女性の本 たくさんの人に読んで欲しいです

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