敗因と

  • 光文社 (2006年12月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334975128

敗因との感想・レビュー・書評

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  • 読みながら泣きそうになり、非常に辛くて、
    これは電車の中では読めないと最後は自宅で読みました。

    自分が彼ほどの天才だとはけして言いませんし思いもよりませんが、
    どうしてもヒデに感情移入してしまいます。
    良くしようとしているのに、うまく伝えられなくて
    却って憎まれ口になってしまって反感を買ってしまったり
    リーダーと仲が良いとかよく思われているせいで、
    「だからおまえはいいよな」ってなってしまって、どっちの態度を取ろうと
    取り敢えず悪いようにしか解釈されなかったり
    こんなんじゃ駄目だって現状を打破したいのに、理解してくれる人は少なくて
    今が駄目だから、じゃなくて自分のひとりよがりで変えたがっているように見られてしまう。
    読んでいて正にこういう状況に自分が陥って苦しかったことがあったので
    すごく辛くて。

    しかもそんな高校生レベルの、言ってしまえば低レベルなことが、
    「大人」たちの、しかもワールドカップという重要な舞台でも起こってしまうという
    人間の性というか危うさというか

    ジーコとヒデが喋っていて、日本語と英語しか分からない自分には
    何を話しているか見当もつかない
    そんな状況の中で、ヒデに嫉妬したり嫌悪感を覚えて彼の行動を悪くばかり取ってしまう
    ”国内組”の気持ちも物凄くよく分かる。
    誰が悪いというわけでもないし、犯人を捜して吊るし上げれば解決する問題でもない。

    それでもどうしてワールドカップであんなことに。
    と見ているだけでファンは感じたはずだし、内情をこうして知ってしまうと
    より一層なぜ、と思ってしまう。
    読み手に対して敗因を模索して示してくれた三人のライターさんはどれだけ苦労したことか。
    でも少しだけ、ああそうか・・・という気持ちにはなれた。

    やっぱり自国開催のときほど、ファンのエネルギーが違ったのは否めない。
    お祭り騒ぎは同じでも、当然優勝ぐらいの雰囲気だった日韓のときに比べて、
    前回のW杯は『絶対』という気持ちが
    ファンにまず欠けていた。
    ジーコのことは好きだけど、正直やはりまずかったし(今のチームに合っていなかった)
    それに対して更迭を望むほどの強い声を、国民があげられなかった。
    ごく一部だった。

    ヒデの涙がパフォーマンスだったとか、そんな悲しい言葉が出るくらい
    荒んでいるチームで、一丸となって戦うことなんてできるわけがない。
    それでも一丸となるのがプロだと言ってしまえばそれまでだけど
    やっぱり人間だから。そういう感情ってコンディションにも影響してくるから。

    次のW杯こそ。
    そしてカネコさんに、惨敗とか敗因とかじゃなく、歓喜とか勝因とか優勝とか
    happyなタイトルで本を書いてもらえるような結果を望みます。
    一ファンとして変わらず応援していくので。

  • 結果がすべて。
    ただ改善点は無数にあるということだろう。

  • 今更だけど読んでみた。
    ドイツワールドカップの惨敗って何だったんだろう、と思って。

    色々思ったことはありますが、ひとつあげれば監督の問題が大きかったかな、と感じた。

    サッカーの監督って、はっきり言って何をやっているのかよくわからないし、誰がやっても同じじゃね!?なんて思っていましたが、考えが甘かった。

    ジーコはまだ早かった、っていう意見を目にしたけど、そうかな!?選手としての功績は言うに及ばずだけど、監督しては全く未熟だったんじゃないかと思いました。

    日本代表という特異な環境ではるあるが、人間関係が上手くいかないってことは誰にでもあることで、毎回ワールドカップの出場チームの1チームくらいはこんなことが起きているのかもしれない。学校にだって上手くいかないクラスがいつもある訳で、人間の集団ってそんなもんかな、なんて事も考えたりしました。

  • 2014/7/12 ここまで考えるサポーターっているのかな?スポーツライターのニーズってどんな人にあるんだろう?とにかく、まずは自分の見たことを書きたい。その上で、参考になるかもしれない。

  • 2002年は仲間割れしてたってことは分かりました。

  • 意外と赤裸々に書いてあって面白かった!中田ガンバレ!

  • ドイツW杯の予選リーグで惨敗した日本代表の内幕を綴った本。監督、戦術、組織、選手のレベルの差、人間関係…。
    様々な要因を何人かの選手のインタビューから紐解いていく。但しなんとなくある一つの方向から書かれているような感じがして評価は辛口。

  • なんか悔しいので。

  • 組織のビジョンと実現に導くコンセプト。中田の凄さは、当たり前の事をやり続ける能力。改めて、備忘録。

  • W杯。最近の出来事だから事実関係が記憶に鮮明。
    よっておもしろさ倍増。

    -ヒディングの日本戦への対策とジーコの基本方針
    -戦術への考えかたからのチーム内の不協和音
    -それぞれの経験の違い・レベルの差

    これらに共通する要のはやはりIdentityの違い
    によるものです。

    結局、人だしヒエラルキーのない組織・社会は
    ありねない。

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