「友達力」で決まる! 子供の「人間関係力」を育むために、親にしかできないこと
- 光文社 (2007年3月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334975173
感想・レビュー・書評
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コロナ禍ですが、友達と遊ぶことの大切さを改めて実感
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いじめる子・いじめられる子にならないためには。
小学生以上の子供についての内容だったかな。 -
著者の講演会に参加してから読んだので、子育てに関する問題点や親としての対応など、同じような話でした。
結局は思いやりのある子が好かれる。思いやりのある子に育てるには、愛情を注ぐこと。としてあります。親としてどんな子に育って欲しいか?といえば、「強くて、優しくて、頭のいい子」などと考えてしまうのですが、一番大切なのは「思いやりのある」子供だよなぁ〜と、改めて思いました。
その他、著者がいつも言う、子供をしかるときは、肯定的な言葉(だめ,ないなどの否定的言語を避ける)などが書いてありました。
この世から,いじめはなくならないと思って対処すること。というのは、本当にそうだと思います。日本以外の国では、ここまで顕著に現れないようですが、誰の心にもあるんだってことを確認してからでないと始まりませよんよね。ここは、強く同意です。
うちの子たちの様子を見ていて思うのですが、私達の時代から、今の子供達が一番失っているのは、外遊びの時間ではないかと思います。街には空き地がなくなり、公園ではボール遊びができなくなり、道端で騒げば叱られる。しかも子供の一人歩きも危険度がましています。
そのことに関係して、書いてあったのが、親ができることは、子供同士の関わりの時間を増やしてやる工夫を考えること。例えば、帰ってきて遊びに行きたかったらまず行かせてあげ、宿題は後回しなど。とあります。グループ遊びや長休みなど、学校でできることも紹介してあります。どう遊ぶのか、私たちの時には考える必要のなかったことですが、とっても大切なことになっているんだと、感じます。
親としてチョットした工夫で、すごく効果がある方法があるので、やりましょう!という姿勢は、すごく参考になります。
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友達の力って大きい。
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前回、親野智可等さんの本を読んで感動したので、2冊目。勉強ができることも大事だが、その為には周りの人との人間関係が上手く行ってないとダメ。人間関係が悪いと勉強どころでは、ない。というところに納得。まずは人間のベースとして、勉強できる環境作りを大切にしたい。
では、どんな人間が友達に好かれ、よい人間関係を築けるのかと言うと、それは「思いやりのある子」になることである。その為に勘違いしやすいしつけとして、子供が登校の準備などを自分でしっかりできなかった時に、自業自得だと突き放すしつけではダメということ。そこで一緒に準備してやることで、子供に思いやりの心が育つのである。甘やかしではなく、思いやりの心を感じ、育つことが大切なのだと思う。
いじめられる子にも原因がある。というのは本当か?というのは、著者は間違ってるという。その理由はかなり納得できるもので、いじめられている子に対しても、いじめる子と同時に、その子に優しくする子もいる。優しくできる子がいるのに、一部の人がいじめているのはおかしいということである。いじめられている子の良さを認められるような人間を育てたいと感じる。しかしいじめられる要素というのは確かにあり、それは親が、それも無理なら親戚が、取り除いてやらないといけないという。
P54から、また読む。 -
理解して、受容して、共感して、改善するシステムを導入し、継続する。
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親野智可等さんの本は、とても現実的な内容で実行してみようと思える。
◆子供が出掛けに「○○が見つからない」と言ったとき、これからは絶対に【支度しとかないからっ!】とか言わないで一緒に探してあげようと思う。
◆「自業自得方式では思いやりのある子は育たない」←みみが痛い~。でも子育てに手遅れはないと信じて。 -
子供の人間関係って気にはなるものの、どうやってアプローチしていいのかわからない。
そういう方にぜひオススメです。
一人でも全然平気な子は確かにいるとは思いますが、
親からしたら、うちの子大丈夫かしらと心配の種だと思います。
この本では、友達力を高めるために必要なことが書いてあります。すべてこの本の通りにするのは難しいこともあるとは思いますが、
気持ちを軽くしてくれる本です。