芸術の神様が降りてくる瞬間

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334975265

作品紹介・あらすじ

天才たちの脳はどう発想するか、脳科学者が対話から解き明かす。BS日テレで好評を博した「ニューロンの回廊」待望の書籍化。

感想・レビュー・書評

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  • BS日テレで放送された対談をまとめたもの。
    茂木健一郎苦手だし、対談ものを文章で追うが好きではないから、この手の本は避けている。
    でも町田康が語ってるなら…が読んだ動機。

    町田は、文体から予想はついていたけれど、言葉ひとつひとつにかなりこだわっている。茂木が逆に質問されて、話変えて、が連続していた。
    「告白」を書いた背景や、日頃からの文章の書き方、小説に対する考え方がパンクだった。

    「書くというのは本当に、技術なんですよね。」
    という一言が残った。
    書くことは技術なのか。センスや感性ではないのか。言葉の配置をそれぞれに捉えて作っていくってことなのかな。深い。

  • 芸術の神様が降りてくる瞬間

  • 5人との対談の様子がおさめられていたけど、みんな色んなベクトルにぶっ飛んでる!笑
    でもそれは多かれ少なかれ誰にでもあるなぁと思ってしまう。
    山下洋輔さんのとこが読みたくて借りたけど、以前読んだ本とおんなじだった。笑 ニューロンの回廊での対談だったのですね。
    この本を読んで、金森穣さんに興味がわきました。

  • 荒川修作の箇所にどっぷりもっていかれた

  • 請求番号:704/Mog

  •  この茂木先生という人をテレビで見るたびに「ははあこの人はよくテレビに出演しているが本題の方がお留守なんじゃないかしら」と思ってたんですが。この本もまた、茂木さんがテレビの番組でインタビューしたものを書籍としてまとめたもの、であります。

     テレビでやったわりにはよく突っ込んでるなぁ、というのはものすごく感心すべき部分でして、これ、このまま放映したんだったらおそらく見ている側はついていけないんじゃなかろうか。というくらい、かなりディープな対談になってる。その辺の「公共の電波」というものに対する遠慮のないところがたいしたもので、ああこれ、番組の時点で見ておきたかったです。

     志の輔師匠との対談が面白かったかな。志の輔師匠といえば新作落語をよくなさるけれども、その辺の完成までのメカニズムが非常に克明に書かれていて、なんかその、モノがひとつになる瞬間、もしくは契機のことなんかは非常に勉強になりました。

     こういう話題の引き出し方って、なるほど、脳科学者だからこそ出来る。というわけで、弁が立ってインタビュアーとしての能力がある人、という意味ではこの茂木さんというのは出るべくしてテレビに出てんだなぁ、というふうに考えが改まった次第です。

     なんだかこう、内容の40%も頭に入っていない気がするのだけれども、断片的にためになるところもあったのでよしとしたいと思います。こうなったら悪いのは読み手の頭なんだろうし。

  • 養老天命反転地を見に行って、荒川さんのことを知りたくて読んだ。
    理解できたとはとても言い難いのだけど、少なくとも私の思いつく範囲の外で荒川さんの考えは蠢いているようである。
    重心が取れないことによって、身体を使うこと。それによって、つかっていない何千という感覚を呼び戻すこと、かな?読解力のなさがはがゆくなる。
    でも少なくとも、三鷹の天命反転住宅を見たときのわくわくは忘れない。

  • 2006年にBS日テレで放送された「ニューロンの回廊」という番組の中での対談をまとめた本。
    小説家、ダンサー、ピアニスト、落語家、建築家。それぞれの世界で活躍する天才たちの神がかった頭の中に、脳科学者の茂木健一郎が迫ります。

  • 荒川修作さんの三鷹天命反転住宅に関心を持ち、購入。人の持つ本来の能力を研ぎ澄ますことができるのかもしれないが・・・・。実際に体験してみてわかることなのか。現在放映中の映画を見れば、わかることがあるのかも。

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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