論語の一言

著者 :
  • 光文社
4.11
  • (15)
  • (14)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 219
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334976088

作品紹介・あらすじ

『論語』は人間の本質を記した書である。「ぶれない自分」をつくるための最良テキストである。数多くの社会人教育を実践した東洋思想研究者が、「生きるための力」となる『論語』の言葉について語る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中国の古典「論語」がこれほどまでに現代人の心に響くとは思わなかった。人間の根本は変わらないもんなんですね。ここに書かれている事をみんなが実践したら幸せな生き方が出来るのに。
    自分のやるべき事をやって結果は自ずと付いてくる。先義後利で行きたいものです。生き方を学べる一冊です

  • 論語のエッセンスが凝縮された一冊。
     孔子の言葉は、今も経営者達に多くの影響をあたえている。しかし、この内容の事が出来たなら”神”の領域なのでしょうね。。
     自分が本当に小さく感じました^^;

  • 改めて「論語」というものを見つめることが出来ました。田口先生の著述にも、とても深いものを感じます。人間の生き方そのものです。機会があればライブでお話しをお聞きしたい思います。

  • 大好きな図書。
    素直に知識を吸収する、学ぶと思うを繰り返す。
    仁のハイキングの話はわかりやすく、映像として頭に残った。
    他人の問題を自分ごとのように考える。
    等いつ読んでも学ぶべき言葉が多く書いてある。

  • 予てから西洋の哲学と併せて、中国古典を
    読みたかった。 古典を読む意味は、過去
    からの”普遍的で変わらない価値” を学び、
    自己の価値観や信念を内省することにある。

    その中国古典として一番に選択したのが、
    『大学・中庸』 であり『論語』である。
    しかし、いきなり原文にあたるのはさすが
    にキツいため、入門書として選んだ一冊。

    著者の解釈が若干飛躍しすぎている感が
    あるが、入門書 としては大変読みやすい
    一冊。 本書で一貫して述べられている
    『先義後利』は、私も実践 したいし、
    原書を読む際も参考にしたい考え方。

  • 長年論語を研究した先生が、今の時代を生きるのに必要と思われる切り口から論語を解説して、今に活かそうって一冊

    論語って、言うなれば「そりゃそうだ」って事が結構書かれてるよなぁとか改めて思った 本書中にもあるが「言うは易く行うは難し」なのはもちろんわかるんだが 基本が大切って事なんだろうなぁ

    もちろんナルホドなと思う言葉は多いけど、大切なのはこういう言葉を覚えたりするだけではなく、それをどう使うか、活かすかって事なんだよなぁとか考えてたら論語にもそう書いてありました頑張ります

    面白いんだけどなんだか先生の注釈が地味に邪魔 訳がなんだかたまにぶっ飛び過ぎてて「私はこう解釈してるのだ」とか 先生の解釈もいいけどその前に一般的な解釈載せろよ

    あとたとえ話下手すぎて全く納得できないシーンも 研究者としては素敵な感じだけど、物書きとしてはどーなんだろう…

    論語は面白かった 他の本を読みたくなった 論語の

  • 論語を噛み砕いて解説した一冊。
    低評価の要因は内容でなく、私自身の読み方の問題にあろう。
    矢継ぎ早に読み説かれる孔子の言葉を、一語一語じっくり味わい、何度も目にすることが本作の用途なのだろうけれど…。
    その時の私は活字モード、「文字を追いたい!」というモチベーションでは到底内容の吟味など処理できず…。
    ああーイヤな読書の仕方をしてしまった、反省。著者の田口さんごめんなさい。

  • 論語は教養として知っておくべきだと思っていたが、小難しくて中々手が出ないものだった。
    本書は、論語の代表的な部分を現代の生活に照らし合わせて訳してくれているので、自分の中にもスッと入ってきてくれた。
    よって、読み進める程に論語の奥深さ、現代にも通じる人としてあるべき姿を示した視点の鋭さに驚かされ、何度読み返しても良い本だと思う。

  • ”私がこれから大きく生きるための糧とする『論語』への入門書”

    古典は古臭い。原理原則が大きい。重たくなるイメージ。
    でも他のビジネス本にある陳腐化がない。

    それはやっぱり何百年も読まれてきたから。
    読み手の心のあり方で解釈も少しずつ変化する。

    1冊を100回読むのがやはりいい本の読み方の一つだと思います。

    その中ですきな言葉
    「一言(いちげん)事をやぶり、一人(いちにん)国を定む」(大学)
    P3
    時には、あの一言が国を亡ぼし、この一言が国を興す。
    あの一言が、暗黒の世を切り裂いて黎明(れいめい)をもたらし、このぐらいの力が一言にはあるんだと、言っているそうです。
    (本文抜粋)

  • GUEST 014/AOKIホールディングス 会長・青木擴憲:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2010/08/post115097.html

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

田口佳史(たぐち・よしふみ)
1942年、東京生まれ。東洋思想研究家。イメージプラン代表取締役会長。新進の映画監督としてバンコク郊外で撮影中、水牛2頭に襲われ瀕死の重傷を負い入院。生死の狭間で「老子」と運命的に出会い、「天命」を確信する。「東洋思想」を基盤とする経営思想体系「タオ・マネジメント」を構築・実践、延べ1万人超の企業経営者・社会人・政治家を育て上げてきた。第一人者として政財界からの信任は厚い。東洋と西洋の叡智を融合させ「人類に真の調和」をもたらすべく精力的に活動中。配信中のニュースレターは海外でも注目を集めている。
著書に『超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール』『超訳 論語「人生巧者」はみな孔子に学ぶ』『超訳 老子の言葉「穏やかに」「したたかに」生きる極意』(以上、三笠書房)など、ベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2022年 『仕事で一生悩まないための菜根譚の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田口佳史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×