「語る人」吉本隆明の一念

  • 光文社 (2012年7月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784334977030

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  • 若き日にまるで教祖のように目の前に現れた「思想界の巨人」・・・。今思えば何も分からず知らず、周囲の空気に落ちこぼれまいとしていただけ。
    しかし「ヨシモトリュウメイ」の存在を忘れたことはなかった。病気になって歳をとるに従い、その気取らず、一徹で、おしゃべりで・・、ヨレヨレのTシャツ姿で這いながら座敷に現れる姿をインターネットで見ていた。やはり凄い。
    この著者は、長年吉本の近くで編集者として「協同」していた人なので、より身近に吉本の佇まいに触れ、敬愛をこめて、その「一念」の姿を活写している。
    「モチーフが大事」と気迫に満ちた一念で語る吉本を伝えていて興奮した。

  • 吉本氏への愛情?が感じられる。

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著者プロフィール

1947年、埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。70年、徳間書店に入社。一貫して編集部門を歩き、2002年、ノンフィクション部門の編集局長を最後に退社。その後、フリーとして書籍の編集に携わる。著書に『「語る人」吉本隆明の一念』(光文社)、『吉本隆明はどうつくられたか』(徳間書店)などがある。

「2014年 『モディアノ中毒 パトリック・モディアノの人と文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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