伝説の日本史 第2巻

著者 :
  • 光文社
3.33
  • (1)
  • (2)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334977450

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 鎌倉時代から室町時代の伝説から歴史の真実を探る本。
    前作の続きで主に鎌倉室町時代を順に取り上げている。
    政治的な人物だけではなく、仏教の宗派の開祖となった人物も紹介している。

    家の格や怨霊信仰の有無や当時の考え方などから謎を解き明かしていく。
    鎌倉幕府の源氏はなぜ3代で絶えたのか。
    足利義満はなぜ明(中国)から日本国王の封号にこだわったのか。
    などが個人的には印象に残ったが、読む人の理解度によって様々な示唆を与えてくれると思う。

    人物評については、著者の考え方がよく現れており興味深い。
    ただ似たような名前の人物が連発する部分があるので、歴史上の人物に精通していないと読みにくいと思う。
    鎌倉・室町時代が好きな人にお勧めです。

  • 一言でいえば、読むことの楽しみを教えることほど難しいことはないんですね 日蓮宗だけ開祖の日蓮の名前が使われているということです 頼朝については、多くの資料が残っていますが、彼が死んだ際の事情がほとんど残ってないんです 

  • 3代目藤原秀衡が急死しなければ、日本は公家・頼朝・奥州藤原氏に三分されていたかもしれない
    浄土宗のエッセンス:現世で仏様になるのは不可能だから、極楽浄土に行って(往生して)阿弥陀様の指導を受け仏になろう
    禅宗:自分のことは自分でするのが修行
    世阿弥は足利義満の好意で、当時の最高貴族である二条良基に預けられ強要を教え込まれる。

著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井沢元彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×