未完の敗者 田中角栄

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 28
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334977801

感想・レビュー・書評

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  • 赤字黒字で測っていけないものが公共、公共を担うのが政治。中曽根や小泉とは明らかに角栄は違う。

  • 政治に関する知識が溢れんばかり!

  • 田中角栄はやっぱりイイ人だったんだ。

  • 今までに書かれた雑誌記事や出版された書籍などを各所かなりの部分で引用しながら、田中角栄像を描いているといった構成。田中角栄を主題にした本は多くあるが、こうした手法で編まれた本は珍しいかも。

  • 田中には人知れず涙ぐましい努力があった。
    どんな人間にも弱点や欠点がある。東大卒のエリートを相手に田中がどれほど苦労したかが伺える。
    官僚にとって田中は日常的な対応で行き詰った難題を非日常的手法で片付けてくれる政治家だった。
    NTTの社長が財界からの真藤さんになって、カッとして田中は倒れた。
    後藤田はNTTを一部財界人の勝手にさせん、電気通信事業は国家百年の大計をかんがえてやらなきゃいけないと言っていた。日本の将来という大局的な見地から電気通信事業はどうあるべきかをとらえて、いわばそろばん勘定だけの経済倫理によって行うべきではないと言っていた

  • 毀誉褒貶あるが,嵌められたというのが正解かも?
    新潟3区出身者としては,以前はさほど評価していなかったが,実は良い政治家だったのではないかと最近は考えている。

  • 保利茂 福田に老婆心なく、田中に老婆心あり

    昭和の妖怪岸信介
    金の集め方について 政治資金は濾過器を通ったきれいなものを受け取らなければならない。問題がおこったときは、その濾過器が事件となるのであって、受け取った政治家はきれいな水を飲んでいるのだから、かかわりあいにならない。政治資金で汚職問題を起こすのは濾過が不十分だからです

    佐藤昭 毛沢東には周恩来がいたが、田中には周恩来がいなかったことが不幸だったと回想

    困っている人を見た時、苦労を知らぬ二世政治家たちは、それは事故責任だなどという。
    田中は佐藤昭子に対しても無情と行くか非情になれぬがゆえに失脚した。
    自らも弱いところを持ち、弱い人を思うことによって、田中は強くなった

    田中は竹下の骨のなさを嫌って後継者に指名しなかったのだと私は思う


    藤原達
    あの交渉力はすごいね。政治家田中角栄のすごさをかいまみさせてもらったよ。うじうじ理屈なんかこねないで、いきなりストレートにぐいぐいくるんだ。相手の欲望がどこにあるのかを見抜こうとして直截な表現でくる。ちょっとでも世俗的欲望があるなら、たちまち見ぬかれて、コロリといっちまんだね。

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著者プロフィール

1945年、山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教員、経済誌編集長を経て、現在、ノンフィクション作家、評論家として活躍中。「憲法行脚の会」呼びかけ人の一人。「週刊金曜日」編集委員。著書に、『西郷隆盛伝説』『安倍晋三と翼賛文化人20人斬り』『誰が平和を殺すのか』『平民宰相 原敬伝説』『敵を知り己れを知らば』、共著に、『安倍政権を笑い倒す』『難局の思想』『戦争と日本人』『原発と日本人』など多数。

「2018年 『佐高信の昭和史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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