神さまたちの遊ぶ庭

  • 光文社 (2015年1月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784334978075

感想・レビュー・書評

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  • 物語だと思って読み始めたらびっくり!エッセイでした。
    この本は1年間宮下さん一家が北海道に移住した体験のエッセイです。凄くユーモアのある家族で三兄弟みんな面白くて本を読んでいる途中に何度も爆笑してしまいました。
    文字から北海道の雄大な自然を想像でき、とても素敵な本でした。私も北海道に住んでいるのですが家の周りにこんな自然はありません!私もこんな生活してみたいと思いました。また、近所付き合いが凄く盛んでみな家族のような雰囲気も素敵です!!

    • うたえながさん
      ぱんけーきさんコメントありがとうございます!参考にしてくれているなんて嬉しすぎます!
      ぱんけーきさんコメントありがとうございます!参考にしてくれているなんて嬉しすぎます!
      2025/02/14
    • ぐーたら主婦さん
      うたえながさん、こんにちは。
      宮下奈都さんの「ワンさぶ子の怠惰な冒険 」も楽しいエッセイですよ。読んでみてくださいね。
      うたえながさん、こんにちは。
      宮下奈都さんの「ワンさぶ子の怠惰な冒険 」も楽しいエッセイですよ。読んでみてくださいね。
      2025/02/25
    • うたえながさん
      ぐーたら主婦さん、コメントありがとうございます!そして、面白いエッセイを教えてくれてありがとうございます!是非、読んでみたいです。
      ぐーたら主婦さん、コメントありがとうございます!そして、面白いエッセイを教えてくれてありがとうございます!是非、読んでみたいです。
      2025/02/26
  • 「大好きな北海道」への留学というだけでわくわく手に取った。読んでいたら自分も我が家も山村留学している気分になる。
    娘たちが小さい頃、マイナス20度体験させたくて冬の流氷ツアーに行ったことを思い出す。
    トムラウシの山村は、「北の国から」のようにキタキツネ、羆をはじめ生き物の気配がある。山菜がある。睫毛を凍らせるしばれる寒さがある。
    中三の長男の卒業式や福井への引越しの場面では涙が出てしまった。「しゃんしゃん留学」と思い込んでる宮下家の4年生の子が可愛すぎるし。宮下家と学校の先生、地域の人達がユニークであったかくてずっと浸っていたかった。まさに『神さまたちが遊ぶ庭』だった。

  • 「大雪山国立公園の中にトムラウシっていう集落があって、すごくよさそうなんだ」

    冒頭から『え〜、北海道で生活するの?』、『しかも、北海道の雄大さを感じたいから…』、私の世界では考えれない少々現実離れした冒頭に、『大丈夫なのか?』と、人ごとながら心配していたのに、『しかも帯広どころではない、そのトムラウシという、またとてつもなく大自然に囲まれた(と、言えば聞こえはいいが)集落にいこうなんて!』、『しかも、家族がいて、来年受験の受験生までもいるではないか!』と半ば開いた口がふさがらないと言うか、心配を通り越して、呆れてしまう始まりであった。

    本作は、北海道を愛する作者のご主人様の希望で、トムラウシで1年間山村留学を行った先生の日記のようなエッセイである。
    宮下家が金沢から北海道の中でもあえて、「カムイミンタラ(神さまたちの遊ぶ庭)」で称されるくらい雄大なトムラウシに引っ越す話が上がった新年の出来事をプロローグとして、トムラウシでの生活開始の4月から翌4月までの作者が感じた心の声が文章となっている微笑ましい、たまに(いや…かなり)爆笑する作品で、「羊と鋼の森」の作者のイメージが覆され、面白い先生として感激した。

    便利な福井を去り、TSUTAYAまで60キロ、最寄りのスーパーまで37キロ。夏には「ヌカカ」というコバエのような吸血鬼が出没。
    小中併置校で、学生15名、先生たちが11名。先生と子供の絆が強い。先生と子供だけでなく、村民と学校のつながりもつよく、盛りだくさんの行事は山村全体で参加。

    コミュニティーという言葉がこの村から発祥したのではないかと思うほど、住人の絆が強く、先生、親たちが協働で子供を育てていると感じる。そんな中で育つ子供たちは、素直で一生懸命。
    一人では何もできないところだからこそ、いつも家族がいて、村の人たちがいて、その絆の大切さが感じられた。

    また、作者のおおらかさにもびっくりした。これまで「羊と鋼の森」しか読んでいなかったので、どちらかというと、真面目で暗いイメージ。確かにピュアな感覚は持っていた。が、しかし、ここまでピュアだとは…そしておおらかであるとは…
    そして、何より読者へのその語りかけ方が、面白く、ツボってしまった。
    作者の意外な一面が感じるとともにこんな生活を経験して、こんな感じの方なのだと、親近感を感じてしまう。それ故にその他の作者の作品も少しずつ読みたくなる中毒性のある恐るべしエッセイであった。

  • 時々、クスッと笑ったり フフッと声が出たり 面白かった。

    ご主人の“北海道に行きたい!”で、家族山村留学!!
     私なら付いて行かないだろな。
    すごい決断だなと思った。
     でも すごく魅力的!

     それにしても・・・氷点下の世界って
    想像つかなくてヽ⁠(⁠(⁠◎⁠д⁠◎⁠)⁠)⁠ゝ
    氷点下1 ℃2℃とかじゃなく、氷点下25℃・・

    そこに住んでいる方々のあたたかさ
    コミュニティ
    ステキだな。帰りたくない!ってなるだろうな。

    出会えて良かった1冊になりました。

  • MRさんやまいけるさんが大好きとのことで、これは絶対面白いはず!と手に。
    期待通り星5☆☆☆☆☆

    めちゃくちゃ憧れる北海道での山村留学をされた宮下奈都さん一家の様子が描かれたエッセイ。
    ほんとに読み終わりたくないくらい読んでいて楽しい。

    田舎暮らしに憧れる中途半端な都会暮らしの私には、自然に囲まれ動物の息づかいを感じる生活に想像は膨らむ。

    子ども達を自立した一人の人として育てるために、親は何をすべきか…といつも悩む。
    やはりこうした原始的な体験をすることこそがすべての学びの原点であり、自立へのプロセスとして必要不可欠なことなのだろう。
    中途半端な都会に暮らしていると、子ども達が生きる力、自立する力がつくのだろうかと疑問だ。

    そして、地域のコミュニティの絆の強さにも驚く

    現在小学校でコミュニティスクールの委員をしているけれど、都会ではほとんど機能しなくなってきている自治会やPTAも多く、コミュニティスクールといいながらも地域との協働は難しいテーマだ。

    トムラウシのような地域では、本来のあるべき姿であるコミュニティスクールが機能している。
    やはり、保護者、地域が協働することで子ども達の学びを支えることが子どもの学びを深める。そして保護者も地域の人達の絆も深まることで、地域の力も強くなって暮らしが豊かになるのだろう。

    この本は10年以上前に書かれたようだけれど、今でもこんな素敵な村なのだろうか。

    少しでも偏差値の高い学校に行くために塾通いに忙しい子ども。そして親達は塾や私学の授業料のために両親ともにフルタイムで働きづめ。
    こんな地域では、子どもも親も自然から学んだり、地域活動に参加する時間なんてない。
    これが現実…
    なんだか淋しい。

    山村留学はできなくても、やはり子どもと一緒に何かに取組む機会は無理してでも作りたいなぁ。

    • 祈るくまさん
      まいけるさん、コメントありがとうございます✨
      私も最近仲間と低山ハイクを楽しんでいます。
      一昨日も仲間と漆黒の闇は山の夜空よりも、山小屋の消...
      まいけるさん、コメントありがとうございます✨
      私も最近仲間と低山ハイクを楽しんでいます。
      一昨日も仲間と漆黒の闇は山の夜空よりも、山小屋の消灯後だよね~などと盛り上がっていました。
      子ども達が自然の叡智を知ることができなくなってしまったこの頃、大切なものを知らずに大人になってしまったらこれからどんな世界になるのか。
      できることしかできないけれど、少しずつでも自然の中で過ごす時間を大切にしたいですね。
      2025/02/25
    • MRさん
      こんばんは!
      この本とっても良いですよね!!
      自分が読んで楽しかったりワクワクした気持ち、共感してもらえて嬉しいです
      こんばんは!
      この本とっても良いですよね!!
      自分が読んで楽しかったりワクワクした気持ち、共感してもらえて嬉しいです
      2025/02/26
    • 祈るくまさん
      MRさん、いつも素敵なレビューありがとうございます。
      これからも期待しています。
      MRさん、いつも素敵なレビューありがとうございます。
      これからも期待しています。
      2025/02/26
  • 小中学生三人を連れて、福井から北海道のトムラウシに移り住んだ宮下家。
    そこは「神々の遊ぶ庭」と呼ばれる場所。
    小さなコミュニティの中で、家族それぞれが大切なことを感じた、春夏秋冬一年の記録。

    とても読みやすく、素敵な本でした。

  • 知らない土地へ子連れで移住って勇気いると思うのですが、地域の受け入れも素晴らしく、人とのつながりにほっこりします。

  • まず、かわいい表紙にひとめぼれです♪

    それと宮下さんのキャラが~!!
    私が今まで読んだ作品から受けるイメージとは、だいぶ違っていて驚きでした。

    一年という期間限定で北海道のトムラウシという僻地にお引越しした宮下家。

    日々の暮らしの様子がほんとに楽しそうでね、明るくオチまでついていたけど、実際は言葉にできないつらいこともたくさんあったんだろうなぁ…(不整脈からパニック障害なんてね)

    それにしても、ユニークなお子様たちで、特に、”漆黒の翼”と”英国紳士”にはおもわず吹き出してしまった!

    ”北海道”あこがれの地、一度でいいから住んでみたいなぁ。

  • 福井在住の宮下さん一家が一年だけ暮らす事になった北海道の小さな集落トムラウシ。自然に囲まれ、スーパーなどなく、テレビも映らず、全員が顔見知りという陸の孤島での一年を綴ったエッセイ。
    三人のお子さん(中3、中1、小4)が中心となるが、なかなか体験しようにもできない体験ばかりで羨ましくなった。たった一年間だけれど、ものすごく貴重な体験で、一生お子さん達の糧となるだろう。また、お子さん達がそんな特殊な場所に急に放り込まれてもひねくれもせず、実際は悩みもあっただろうが元気に楽しんでいる様子がとても頼もしく微笑ましかった。勿論、元からトムラウシにいた人達も素敵な人ばかりで、そんな恵まれた環境での価値ある一年だったんだろう事がしっかり伝わってくる。トムラウシ…行ってみたいな~。

    ただ、やはり宮下さんのご主人の定職に就かないスタイル?みたいなものには、若干モヤモヤする。

  • 作者がご主人の希望で
    家族で北海道へ山村留学するお話

    マイナス何十度にもなるところに
    一年とはいえ、移住する決断はすごい。
    家族全員楽しめていることも
    素晴らしいなぁ。

    過疎地の問題や教育とは…
    など考えさせられることもありましたが、
    そんなことはどうでもよいくらい、
    都会にはない人間関係の濃密さや
    自然とのかかわり
    家族の日常、山村の日常にカンドウします。

    日常のクスッとできるエピソード満載なので心が喜べる一冊です。
    面白く書いてあるけど、
    大変なことも多かったのではないでしょうか。残るか、帰るかの決断も大変だったろうなぁ。
    この一冊で行ってみたいとおもった人は
    多数いるとおもう。

  • 北海道・トムラウシの一年、なんて素敵、羨ましすぎ。子育て、こんな選択もありだったのだな、と。
    僻地学校の教育、夢のようだ。机上の勉強以外の魅力的な学びが盛りだくさん。自然の中で生活に根差した知恵が教育に結び付いている。
    先生たちや地域の人々の子どもに向ける熱い眼差しがいい。

    家族で一緒に過ごす濃密な日々はあっという間に過ぎてしまうから、その一年が輝いてみえる。トムラウシの自然と人々の優しさに触れて、三人の子どもたちが成長していく姿が眩しい。
    それを伝える宮下奈都さんのユーモアのセンス、母としての懐の深さ、おおらかに惹かれた。

    知らない土地での新たな生活が期待に包まれていること、一つづつ馴染んでいくあの感じ、そこを去る時の気持ち…想い出と重なり胸が熱くなった。

  • しょっちゅうクスッと笑ってしまうので、
    外で読まない方がよいと思います。
    これ、本当にエッセイなんだよね⁉
    と思うくらい、宮下家も学校の先生もキャラが濃い(笑)
    次男君指定の仮名には笑ってしまいました。
    宮下さんのユーモアあふれる視点、語り口もいいですね。
    プリンターが壊れた話、担当者さんともに面白すぎます。

    宮下さんが、あるがまま受け止めているのが素晴らしいなと思いました。
    それが子どもたちの個性につながっているのでしょうね。
    長い人生の中の1年。
    細かいことは忘れていくのでしょうが、
    何事にも全力で取り組み楽しむ姿勢とか、
    得意なことを生かしていろいろ教えてくれた地域の人々のこととか、
    きっとずっと彼らの中で生きていくのではないかと思います。

    いいことばかりではなかったでしょうし、
    期間限定で行く是非もあるとは思いますが、
    とても貴重な体験をされたんだなーと、
    そのおすそ分けをいただいた気持ちです。

  • エッセイ。この方の小説はまだ読んだことがない。エッセイしか読んでいない。たぶんその形態の方が性に合っているのではと感じた。

  • 福井県から1年間だけ北海道のヘソにある僻村に移り住んだ作者一家の日常エッセイ、みんなが楽しんだ様子がいきいき綴られている。公開エッセイだったらしいので、書けない本音も片や有っただろうけど、小さな集落でのびのび暮らす子供たちの様子や付き合いや学校の中などが作家目線じゃなく母親目線 女性目線で楽しげに書かれていて興味深い。エッセイと言うより山村日記と言った体裁ですね。のちの「羊と鋼の....」にも繋っているのかしら?と思いながら読みました(^^)

    • ありんこさん
      あの「羊と鋼の森」の作者さんなんですね! やはり培っておられたのでしょうねぇ(^^) なんとなく感じます。
      あの「羊と鋼の森」の作者さんなんですね! やはり培っておられたのでしょうねぇ(^^) なんとなく感じます。
      2019/04/20
    • ありが亭めんべいさん
      わたしもそんな気がしながら読みました。やはり作家さんはいつもあれこれと目配りしてしまうのでしょうね!
      わたしもそんな気がしながら読みました。やはり作家さんはいつもあれこれと目配りしてしまうのでしょうね!
      2019/04/20
  • 宮下奈都さんが家族で北海道の奥地に一年移住した時の日々を過ごしたエッセイ。
    いい意味でしょーもない話、ほのぼのしたエピソードが満載で楽しく読めた。

  • 福井から北海道へ、1年間家族で山村留学した日記。子供たちの言動が面白すぎてツッコミどころ満載。生徒数が少なく学校行事が全部濃くて親も先生もみんなで作り上げる。きっとここには書かれていないだろう大変な事も、厳しい冬の寒さも、同級生という存在がいない事も、色々差し引いても振り返ると夢だったのではと思うような日々。長男の高校進学を機に福井に戻ると決めて、別れの場面では思わず涙してしまいそうでした。
    次男くんのキャラが好き。北海道のトムラウシとはどんなところなのか、一度行ってみたいです。

  • 2016 本屋大賞受賞の宮下奈都さんが、一家で大雪山の村トムラウシに山村留学したときの日記エッセイ。

    冬は極寒の超過疎の村、小学校も中学校も全校生徒合わせてヒトケタのような場所。
    山村留学は今の世界に捨てられないものがある人には出来ない、と書かれている。

    主にお子さんの学校が話題の中心。
    超少人数生。
    超ユニークなカリキュラム。
    型どおりのことは出来ないかもしれないが、確実に学ぶ力はつきそう。

    基本的に明るい話で構成されているが、ご主人は極端に人見知りなようだし、宮下さん自身もパニック障害を抱えているらしい。
    作家、という場所を選ばない仕事というプラス要因も手伝っての山村留学であろう。

    人の数が少なく、人間関係が濃密、それが良いとは限らないがプラスに出る部分ももちろんあろう。
    トムラウシの中学を出て下宿して遠くの高校に通うなっちゃんが歩けなくなってしまうエピソードが印象的。
    以下、引用

    "心ってわからない。なっちゃんは嘘をついていない。ほんとうに自分の心と身体のことがわからなかったんだろう。私にもわからない。息子や娘のことも、わからない部分がいっぱいあるのだと思う。わかるふりをしたり、わかったつもりになったりするよりいい。少なくとも、わからないことがある、とわかってよかった"

    全く同感

    • koshoujiさん
      初めまして。これ、いい本でしたね。
      その後、宮下さんのお子さんたちが都会に戻り、どういう子供たちになっているのか、とても興味があります。
      初めまして。これ、いい本でしたね。
      その後、宮下さんのお子さんたちが都会に戻り、どういう子供たちになっているのか、とても興味があります。
      2016/05/24
    • adagietteさん
      koshoujiさん、コメントありがとうございます。トムラウシ生活から、もう2年?3年?経つのでしょうか。
      そうですね、お子さまたちどう...
      koshoujiさん、コメントありがとうございます。トムラウシ生活から、もう2年?3年?経つのでしょうか。
      そうですね、お子さまたちどうされてるでしょうか。旦那さんも。
      皆さん、元気で幸せでいてほしいですね!
      2016/05/25
  • 北海道の「トムラウシ」に暮らした、作者の宮下さん一家の一年。

    「山村留学」という制度を使って、3人のお子さんたちといっしょに、良く知られている地名で言えば十勝の近く、そして、北海道のほぼ真ん中大雪山のあたりにあるトムラウシという所に住んだ宮下さん。

    学校ありきの移住だから、もちろん学校の話が多いが、素晴しい、夢のような学校だった。
    こんな学校で、みんなが学べたらいいのにと思うが、ずっと1対1の教育を受け続けていると、外に出て順応できないという問題もたまに起きるらしい。
    世の中、いいことばかりではないのだが…

    それにしても、ユーモアあふれる元気で個性的なお子さんたちの言動も面白ければ、毎回入れられる宮下さんの突っ込みも爆笑ものである。
    それと、厳しく美しい自然。
    たしかに、宮下さん一家は、神様の国で1年間過ごしたのでは?と思われる。
    竜宮城に行ったように、帰ってみればこはいかに…
    という事にはならず、戻った「地元」福井では、また地域の人たちに温かく迎えられたらしい。
    とても素敵な本だった。

  • 一年間、北海道のトムラウジに山村留学をした宮下家の日常を綴った体験記。子供たちや先生たちの素朴な反応に笑ったり、地域のみなさんのほがらかさに読んでいて楽しかったです。宮下さんの、北海道での生活の思いや母として子に対する想いなど様々な思いがたくさんあふれていて、読んでいて胸が温かくなりました。
    装丁がかわいらしくて一目ぼれしました。

  • 北海道に一家五人で移り住んだ生活を
    綴ったエッセイ
    大雪山国立公園の中で
    山村留学した家族も地元の人々と
    触れ合い交流して
    それぞれが成長していく
    氷点下の中でキリッとした冷気
    山の上の温泉
    キタキツネが寒さに弱いなんて
    知らなかった
    それにしても学校の先生方の大らかさ
    行動力は素晴らしい
    住んでみたいな北海道

    若い頃大雪山国立公園で過ごした
    日々を思い出した
    旭岳に登り
    毎日周辺を歩いた
    あの時に神様が遊ぶ庭という
    言葉を知った
    素晴らしい景色が浮かんできた


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著者プロフィール

1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年、第3子妊娠中に書いた初めての小説『静かな雨』が、文學界新人賞佳作に入選。07年、長編小説『スコーレNo.4』がロングセラーに。13年4月から1年間、北海道トムラウシに家族で移住し、その体験を『神さまたちの遊ぶ庭』に綴る。16年、『羊と鋼の森』が本屋大賞を受賞。ほかに『太陽のパスタ、豆のスープ』『誰かが足りない』『つぼみ』など。

「2018年 『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。   』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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