神さまたちの遊ぶ庭

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334978075

感想・レビュー・書評

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  • 雄大な自然と小さなコミュニティの中での濃縮された1年間。話を聞く分にはいいなあと思う。やるには勇気がいる。

  • 都会の人が入れ代わり立ち代わり来ては去っていくような地域に住んでいる地元民からすれば、都会の人の一刻のお楽しみ感覚に思えてしまうんだろうと思った。確かに素晴らしい場所かもしれないけど、読む人によっては少し苛立つ内容かもしれないと感じた。

  • こんな所に家族で住んだら、とっても貴重な体験が沢山できてとっても楽しいだろうな、というのが読み終わった後の感想です。
    タイトルもすばらしいです。とってもほっこりしました。

  • 人と人との絆を思い出したい時に読みたい一冊。ページをめくるとあっという間に山村留学の紹介VTRの中に迷い込んでいた感覚。

  • 作家さんのエッセイって本当に面白い。
    北海道トムラウシでの宮下さん一家の一年間。
    思わず吹き出してしまう会話や文章に楽しくなるし、出てくる人達はみんなあったかくて優しい。
    寒いけど、暖かくて、大自然を思いっきり感じる。
    田舎に住むうえでの苦労や困り事、自然も、全てを受け入れ楽しむ生活はとても羨ましかったです。
    わたしも田舎育ちだから、共感する部分もあったし、泣いてしまうところもありました。
    何よりタイトル『神さまたちの遊ぶ庭』って素敵ですよね。
    3兄弟が愛おしいほど個性的で可愛くて、そんなみなさんの生活を、宮下さんの素敵な文章を通じて覗かせてもらい、幸せな体験になりました。

  • 北海道の山の中に山村留学した宮下家。貴重な体験だったろう。でも密度の濃いかかわりは無理かな。

  • 小中学生3人を連れて、「神々の遊ぶ庭」と呼ばれる、北海道のトムラウシに移り住んだ宮下家。小さなコミュニティの中で、家族それぞれが大切なことを感じた1年の記録。『小説宝石』連載を単行本化。

    濃い時間を過ごしたんですね。私には無理かも・・・。
    文章は短いけどすごく伝わる。

  • 行くときに、そんなところで生きていけるかと不安になり、帰るときも、ここから離れて生きていけるのかと不安になる。
    住めば都。
    だけど本当にいいところだったのね。
    彼女たち家族には合っていたのだろう
    子どもたちの行動、発言のひとつひとつが素敵。

  • 宮下奈都さんの最初に読んだ本は、羊と鋼の森。

    その本は、読むだけで音と匂いと湿度と風を感じられるような不思議な暖かい本で大好きだ。

    映画もなかなか良かった。

    その鋼の森を書く前に北海道で1年過ごした宮下さんの日常が書かれたエッセイだった。

    宮下さんは、この1年間の北海道移住によって、あの本が書けたんだなということが、すっきりと分かった。

    それはそれとして、宮下さんエッセイではこんなに面白かったという発見もあった。3人の子どもたち、ときおりだんなさんの日々にクスクス笑いながら、あったかい気持ちになれるエッセイ。

    他のエッセイも読んでみたい。

  • 昨年、温泉を目指してトムラウシに行ってきた。
    本当に最寄りのスーパーまで50km以上ある山奥だった。
    小中学校には山村留学募集の看板があり、ここに宮下さんが住んでいたと思うと感慨深かった。

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著者プロフィール

1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年、第3子妊娠中に書いた初めての小説『静かな雨』が、文學界新人賞佳作に入選。07年、長編小説『スコーレNo.4』がロングセラーに。13年4月から1年間、北海道トムラウシに家族で移住し、その体験を『神さまたちの遊ぶ庭』に綴る。16年、『羊と鋼の森』が本屋大賞を受賞。ほかに『太陽のパスタ、豆のスープ』『誰かが足りない』『つぼみ』など。

「2018年 『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。   』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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