- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334978877
感想・レビュー・書評
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発達心理学をほんの少しだけ学んでいた人、として
その状況、心情が本当に分かりやすかった。
あらいさんは頭がいい。
自分で自分の状況を俯瞰して見られている上、
それを改善しようとしている。
カウンセラーや病院には行かなかったのだろうか。
「隠れビッチやってました」という題名は
カジュアルに浸透する反面、下手したら似た事例で悩んでいる人(日本に今めちゃくちゃ多い)の手に届きにくいのかもしれないと思った。これは同じような苦しんでる人に読んでほしい。 -
タイトルに騙されることなかれ。
隠れビッチというよりも、中身のない恋愛に依存していたDVサバイバーの1人の女の子のお話。
隠れビッチをやっていたのは事実だけど、何故そうなってしまったのか、過去の辛い虐待経験から本人が答えを見つけ、殻を破り、新しい自分になるまでの記録。
四コマ漫画で読みやすく、すごく面白いけど、カットがドラマチックで、映画の絵コンテのようだったから、四コマの枠に収めたのはとてももったいないと思った。
最後の、ヒビが入って割れるところ(何にヒビが入るのは見てから)には泣けた。
主人公のクズっぷり、メンタルの弱さを余すことなく描き、また周りの友人たちもとても魅力的だし、厳しいけど愛あるメッセージをくれる。
また、自分によく似ている、男に依存して生きるアヤ。
特にアヤの気持ちは私もよくわかり、幸せになってほしいって思った。
みんな自分のことを愛してほしいし、搾取したり搾取されたり、誰もして欲しくないって強く思った。
全ての自分に自信がない人にすすめたい。
もっと自分の中の小さな自分を大事にしてほしい。