プルーストと過ごす夏

  • 光文社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784334979157

感想・レビュー・書評

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  • 失われた時を求めてを読みたかったが、あまりに長いのでまずは入門書を、とこちらを手に取った。名作には解説が必要だ、と改めて思わされた本。様々な切り口で複数の有識者が解説してくれるが、何度も出てくる場面もあれば、何度も話題に上がる登場人物も出てくる。本編を読み、途中で挫折しない為にも良いきっかけとなった。

  • プルーストはどこを切っても良いがこの本は与えられたテーマでフランスの識者が『失われた時を求めて』から最高の引用をしてくれている。今度は高遠氏の訳でも読んでみたいと思わせてくれた。

  • 恥ずかしながらプルースト…聞いたことがある…程度だったのですが図書館で偶然手に取り寝る前の時間に一か月ぐらい時間をかけて読みました。各章ごとに作家や研究者がプルーストの事を解説?しているのですがそれが凄い!
    時代背景 芸術 文化etcという事はプルーストの中にその知識があったという事なのか?…?

    深くてどこまで広がるかわからない様な溝に引っかかってしまった感じです。

    この本の翻訳の文章も素晴らしいと感じましたし文中で引用されている翻訳中の『失われた時を求めて』は高遠氏のもので読んでみたい…と思う次第。

  • 流れゆく時間を引き留める方法とは!? フランスのベストセラー『プルーストと過ごす夏』刊行 - 光文社古典新訳文庫
    http://www.kotensinyaku.jp/archives/2017/02/006650.html

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    本書に登場する八人は、いずれもプルーストの熱心な読者であり、プルーストに関する本を書いたり、映像作品を制作したりしている練達の読み手・書き手ばかりだ。その八人が、一般の読者に向けてわかりやすい語り口で、『失われた時を求めて』という小説の主題や魅力、読みどころを語っている。本書は、すでにこの長い長い小説を読破したという方はもちろん、現在読んでいる最中の方、あるいはこれから挑戦しようと思っている方にとって、格好の道案内、入門書となるだろう。 ─「訳者あとがき」より
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334979157

    目次
    「時間」アントワーヌ・コンパニョン
    「登場人物」ジャン=イヴ・タディエ
    「プルーストと社交界」ジェローム・プリウール
    「愛」ニコラ・グリマルディ
    「想像界」ジュリア・クリステヴァ
    「場所」ミシェル・エルマン
    「プルーストと哲学者たち」ラファエル・アントーヴェン
    「プルーストと芸術」アドリアン・グーツ

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著者プロフィール

1950年、ベルギー生まれ。コレージュ・ド・フランス教授、コロンビア大学教授。本書『アンチモダン』でフランス学士院賞を受賞。他の邦訳に、『第二の手、または引用の作業』(今井勉訳、水声社、2010年)、『近代芸術の五つのパラドックス』(中地義和訳、水声社、1999年)、『文学をめぐる理論と常識』(中地義和・吉川一義訳、岩波書店、2007年)がある。

「2012年 『アンチモダン 反近代の精神史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アントワーヌ・コンパニョンの作品

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