聖地巡礼ツーリズム

制作 : 星野 英紀  山中 弘  岡本 亮輔 
  • 弘文堂
4.25
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本棚登録 : 44
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335160714

作品紹介・あらすじ

アニメの聖地から世界宗教の聖地、さらには負の聖地アウシュヴィッツまで。多様なタイプの国内外52の聖地/巡礼とツーリズムの動態を徹底分析。「動き」、「変化する」現代の聖地/巡礼を解読する新しい聖地巡礼案内。

感想・レビュー・書評

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  • 資料ID: W0170523
    請求記号: 161.3||h 92
    配架場所: 本館1F電動書架A

  •  今や「聖地巡礼」とは、一部愛好家の間でアニメ作品の舞台を訪れること。2007年放映の「らき☆すた」効果で参拝者が激増したという鷲宮神社が載っていることからも、いわゆる「パワースポット」を巡るための観光ガイドかと思いきや、巡礼、ツーリズム、諸宗教の研究者らによって執筆された希少な論考集である。

     四国遍路に始まり、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、ルルド、テゼ共同体から伊勢神宮、靖国、「負の聖地」としての広島・長崎、アウシュヴィッツ、御巣鷹山、「グランド・ゼロ」、ひいては青森の「キリストの墓」に至るまで、とかく守備範囲が広い。国内外52の「聖地」について、その歴史的意義と今日の動態を写真、解説と共に知ることができる。

     長崎の教会群やロシアの修道院に象徴されるように、観光地化による聖域の消費と聖性の確保とのせめぎ合いは、いずれにも共通した課題。

     前田敦子さえもが「キリストを超えた」とうそぶかれる時代に、今一度「聖地」とは、「巡礼」とは何かを考察するには最適の資料集である。(松ちゃん)

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