世界は宗教とこうしてつきあっている 社会人の宗教リテラシー入門

  • 弘文堂 (2013年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784335160738

感想・レビュー・書評

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  • 世界各国で、人々が宗教とどのように接しているのか、ということを扱った1冊です。
    第1部では欧米のいくつかの国での具体的なガイドラインの紹介、第2部は日本に来ているアジアの留学生の座談会、という形でした。
    それぞれの宗教の教義であったり、「~は食べられない」といったことであったり、いわば決まりごとのようなマニュアル本はありますが、本書はそれらと一線を画しています。
    国や地域によって宗教への接し方はさまざまですし、同じ宗教でも「○○教の人はみんなこうだ!」というようなことにはまったくならないことが分かります。

    この本では本当に多くの情報が提供されていますが、これを全部覚えるというのではなく、結局は相手のことをよく知り、思いやりをもって接していくということが大切なんだなというコミュニケーションの基本に立ち戻る気がしました。
    宗教との接し方に慣れていない日本人にとって、大事な1冊だと思います。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:162||Y
    資料ID:95140729

  • 人間は、どうやら、宗教・文化/慣習・法律/規則のどれかを源として、どう行動するか決めているらしい。
    その人の行動規範を決める基準として、3つのうちどれを最上位におくかは、その人が住む国のあり方によることもあるし、各人の選択にまかされていることもある。

    日本の社会は「無宗教状態がデフォルト」になっていると、宗教文化が違う国からやってきた人々が感じているという記述が印象に残った。
    公平な社会を目指すなら、「人々が各々宗教を持った上で、平等」であるか、「宗教的な所属や信仰によって、いかなる利益も不利益もこうむることがないようにする」というのが、世界のスタンダードらしい。

  • 日本の強みというか、良いところの一つは宗教の力が社会を縛るほど強くない、ということ。例えばイスラム教の国には宗教的な戒律が極めて厳しく(そればそれなりに良いところもあるのかも知れないが)、社会の発展を妨げていると見えるところがある。女子に教育をほどこさないとかね。でも宗教を信じ、それに従って生きている人たちが世界には何億もいるわけで、それらの人達と上手くやって行くにはそれなりの流儀を学ばなければならないという本。勉強になります。(本学職員推薦) 

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00527805

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著者プロフィール

筑波大学大学院人文社会科学研究科教授。
1953年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科修了(文学博士)。愛知学院大学文学部を経て、2000年より現職。
〈主な著書・訳書〉
『イギリス・メソディズム研究』(ヨルダン社、1990年)
『宗教とナショナリズム』(共編著、世界思想社、1997年)
『宗教学入門』(共編著、ミネルヴァ書房、2005年)
『神話と現代』(共編著、リトン、2007年)
N・J・スメルサー著『社会科学における比較の方法——比較文化論の基礎』(玉川大学出版部、1996年)
A・D・キング編『文化とグローバル化——現代社会とアイデンティティ表現』(玉川大学出版部、1999年)

「2008年 『宗教社会学 宗教と社会のダイナミックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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