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Amazon.co.jp ・本 (404ページ) / ISBN・EAN: 9784335357121
作品紹介・あらすじ
近年、人工知能(AI)をめぐる技術は急速に発展しつつあり、AIとAI、AIとロボットなどがネットワークを通じてつながることにより、その便益が飛躍的に高まりうる一方、様々なリスクも指摘されています。
本書は、AIの発展による雇用環境の激変といった注目を集める論点から、AIにより日常的に情報収集が行われることによるプライバシーへの影響、AIを利用した選挙がもたらす民主主義への影響など統治機構に関する問題、さらにはAI・ロボットに関する権利や責任の分配まで、近未来の社会において生じ得るさまざまな問題を想定。来るべき社会に備えた法の役割や政策の課題を、将来の具体的なユースケースを想定したシナリオを示しつつ、第一線の執筆者たちが提言します。
あらゆる分野の壁を越えた学際的議論が求められるいま、法律家はもちろん、倫理や哲学、さらには開発研究に携わる人など、AIとヒトとの共生を考えるすべての関係者に、必読の一冊です。
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/712784詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山本、板倉、福田の執筆部分のみ読む。
- 福田雅樹. “「AIネットワーク化」およびそのガバナンス ー
ISO/IEC 2382:2015, 人工知能学会などの説明をベースに、AIの共通理解について『入力されたデータ、情報または知識を体系的に操作することによって得られるデータ、情報または知識に基づく出力をする機能を有する機械を構成要素の一部または全部とするシステム』であるとする。
- 現在の第三次ブームは、ディープラーニングがきっかけ。AIがインターネットなどを通じて他のシステムと連携したものをAIネットワークと呼ぶ
- 山本龍彦. “AIと「個人の尊重」.”
AIネットワーク社会の進展が、近代憲法の根本規範である個人の尊重原理を掘り崩す可能性に警鐘を鳴らす。『もし、効率性や経済合理性を重視し、国民をすべてセグメントに還元するような社会、すなわち、国民を個人として尊重しない社会を想像しようとするならば、日本国憲法の改正が必要である。AIネットワーク化とは、本来、このような緊張感の中で進められるべきものなのである。』という剣呑な指摘。 -
007.13||Fu
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AIネットワーク化の進展が社会にもたらす恵沢を豊かなものとするとともに、AIネットワーク化が進展した社会いnおける人間の包摂を確保するためには、AIネットワーク化のガバナンスとして、AIネットワークの円滑かつ健全な形成および適切な利活用を確保することにより、便益を増進し、公正な競争を確保するとともに、リスクに伴う不利益を抑制し、もって利用者の利益の保護および社会における受容の確保を図ることが必要となると考えられる。ガバナンスの枠組みについては、AIネットワーク化がインターネット等を介して国際的に進展していくものであることに加えて、AIネットワークの便益およびリスクに伴う不利益は国境を越えて即座に広く波及することがありうることから、第一次的には国際的な問題として議論し、グローバルな枠組みを国際的に共有していくべきことが指摘されている。また機械学習等を用いるAIの利活用の過程における学習等を通じた出力やプログラムの変化の可能性をふまえ、AIの研究開発のガバナンスの枠組みとAIネットワークの利活用のガバナンスの枠組みを相互に補完的なものとして形成すべきことが指摘されている。
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