地ブランド 日本を救う地域ブランド論

  • 弘文堂
3.28
  • (7)
  • (14)
  • (44)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 222
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335460265

作品紹介・あらすじ

あなたのまちを、「世界ブランド」へ。広告会社発の方法論が、すべてこの一冊に。多分、いちばんわかりやすいブランド論です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 地ブランドを作るために。

    観光地ブランド=地域街の人にアピールして固有の歴史文化、自然風土やアクセスインフラの総合力で付加価値向上を目指す。=行きたい価値

    特産品ブランド=その土地から生まれる農作物、海産物、地場の加工品などに地域名をつけることが付加価値となる状態=買いたい価値

    暮らしブランド=そこに住む人にとっての快適さや誇れる地域としての価値=住みたい価値

    この3つのなにを地ブランドとして打ち出すかを考えるが、3つとも勇気的に結びついている。

    地域の誇りをソトに打ち出す=誇りを持てるものを見つける。

    ブランドとは接点を通じて受け手となる人の頭の中にできるイメージの総和のこと。けっして高級品ではない。

    ありとあらゆる受け手との接点の中でブランドイメージは作られる。

    ブランドは、関係者のやる気、商品そのものの魅力、販促活動、流通との関係づくり、顧客満足最大化のためのフォロー、社会的評価評判の総和で決まる。

    ブランドはお金に換算できる。

    強いブランドの特徴は4つ。

    1、オリジナリティ=ブランドの命、他と区別される明確にユニークな点。オンリーワン性。明確に特徴が表現でき、イメージが頭に浮かぶもの。

    2、ブランドアイディア=イメージを明示化、可視化する仕掛けで、タグラインと呼ばれるコピーで表現される。ブランドのコンセプトを表すひとまとまりの言葉。ここが質が高いものになると関わるすべての人々の行動、コミュニケーションが規定され、整理され、共有される。例えばアップルの「think different」とかディズニーの「夢と魔法の王国」とか。

    3、インターナルの信頼=内部の人たちの強くひきつけ、心を動かし、信頼させる力のこと。

    4、継続力
    常に現在と未来に向けて努力し続ける。伝統の蓄積に磨きをかけ続ける。PDCAサイクルを回し続ける力のこと。

    ブランドの価値とは、送りてとしてお客様に示す約束のこと。その価値はブランドスタイルと呼ばれる目に見える価値で表現される。それは約束の言葉であるタグライン、スローガン、ロゴのこと。さらにそのブランドスタイルは商品自体の機能、広告、店舗、従業員、価格などありとあらゆる接点で実現され実体化する。

    地域団体商標制度

    地ブランドづくりの3STEP
    1、人づくり、推進母体づくり
    2、シンボルづくり
    3、接点づくり

    地ブランドヒットの法則
    地域のイメージ資産を調べる=博報堂地ブランド基礎調査 客観的なイメージと離れている特産品はブランド化のハードルが高いと言える。
    米と牛肉は地域名のネーミングで付加価値をつけやすい。

    美味しさの黄金文脈=昔話のストーリーを特産品に与える。つまり、豊かな自然、親の愛情などを出自とし、何かしらの試練を乗り越え、丸みや気骨が備わり、権威から評価された、というストーリー。

    オリジナリティを探すために、

    切り口、当たり前に光を当てる。地域住民の消費傾向を調べる。地元学を活用する。

    自分たちは何者かを考える=歴史を振り返る。転換点でどんな選択をしてきた地域なのかを考える。地域の未来についての意思を再確認する。SWOT分析をおこない、地域の強み弱み、市場における今後の機会、競合について考える。その上で提供できる価値は何かを言葉にする、言葉にするために、価値連鎖という考え方をもとに、その地域のもつ資産、属性を出発点とし、それがどんな機能価値を持つか、その機能がどのように人々にアピールする情緒価値となるか、最終的にコアコンセプトに直結する社会的生活的価値としてどう位置づけるかを考える。

    お客様が誰かを考える=その地域に持っているイメージを自由に答えてもらう。

    何を期待されているかを考える。

    ブランドのコアコンセプトとは〜というブランドは一言で言えばお客様に○○を約束し、同時に△△のような性格を持ちます。ブランド〜は□□のような人たちに、◇◇を通じて☆☆のような価値と▽▽のような気分をもたらします。と言えるようにすること。

  • ・「ウチ」の地域住民の誇りが「ソト」に向けての発信力強化に
     つながり、反対に「ソト」の社会からの高い評価が「ウチ」の
     地域住民の満足度、誇りの向上につながる。

    ・ブランドとは、送り手と受け手の「ゆるぎない精神的な絆、
     強い信頼関係の結果」に他ならない。

    ・地域名による付加価値をつけやすい品目:牛肉、お米、うどん

    ・地域ならではの「オリジナリティ」とは何かを徹底的に考え抜く

    ・マスコミがニュースとして取り上げたくなるような観光地に。

  • ブランド論の入門書。
    ブランドづくりは「絶えざる過大評価」です。という一文に惹かれた。
    やっぱり目標を公言することは大事だなーと。
    大手広告会社の博報堂が手掛けただけあって、非常にまとまっており読みやすい。
    「多分、いちばんわかりやすいブランド論です」と冒頭に書かれているのも、頷ける内容だった。

  • 新しいことは、書かれていない。
    でも、まとめられてすっきりと書かれている。

    このテの本は数冊読んだけれど、
    広告会社発ということもあり、
    プレゼンテーションがうまい。

    地域ブランディングの入門書というかんじ。
    詳しいことが書かれているわけではないが、
    手法が簡潔にまとめられている本。

  • 地域ブランド作りにおいて、大切な点は、ブランドは仕掛ける側と消費者の両方でつくるということ!その地域ならではの良さを徹底的に突き止めること!

  • 広告代理店「博報堂」の社内プロジェクトによる一冊。「ブランドとは何か?」、「地域をブランド化するにはどうしたら良いか?」など、初心者向けのブランド論が展開されている。
    本書では、地域をブランドとするためには観光地ブランド・特産品ブランド・暮らしブランドの3つを総合的に作り上げる必要があると説いている。そのためには、地域特性の分析、長いスパン、強いリーダーシップ、オリジナリティなどの要素が重要であり、企業や行政がブランドと思っていても、対象者がその認識を持っていなければ、それはブランドとして地域に定着しない。つまり、ブランドとは送り手だけの片方向の思いで完成するものではなく、送り手と受け手の双方向の思いが時間をかけて醸成されることにより、初めてブランドとして定着する。
    本書では見出しを読むだけでその章の内容が解るように工夫されており、復習しやすい仕組みにもなっている。さすがは大手広告代理店が作る本だと感心した。

  • 実際、「いちばんわかりやすいブランド論」だと思う。

    マーケティングとブランディングの核が、わかりやすく説明されている。
    企業のブランド構築のノウハウを、地域に転用したものなので、当然といえば当然なのだが、企業でも地域でも使える「ブランド論」で、だれもが知っていて損はない。

  • 地域ブランディングを最初から丁寧に説明されている本。

    端的にまとまっていて非常にわかりやすい。
    地域ブランドという物に触れるとき、一番最初に手にとるにはお勧めの本。

  • ブランド力とはたびたび耳にしていたけれど、知識がなくて分からなかったので、知識を得ようと手に取ってみたのがこの本。

    書き方や構成が分かりやすく、知識ゼロの自分でもけっこう読みやすかったです。
    ただ、事例をもとに内容が展開されていたので、実際にそのまま生かすのはちょっと難しいかも汗

    あと、各市町村の標語?が掲載されているのもいいなぁと思いました。

  • 地域をブランド化させるという、
    地方活性化の基本的な内容。
    東京の上から目線が引っかかる。

全23件中 1 - 10件を表示

地ブランド 日本を救う地域ブランド論を本棚に登録しているひと

ツイートする