社会調査でみる災害復興: 帰島後4年間の調査が語る三宅帰島民の現実 (シリーズ災害と社会 8)
- 弘文堂 (2009年3月1日発売)
本棚登録 : 16人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784335501081
作品紹介・あらすじ
災害復興とは、どのようなものか?4年間の現地調査をもとに、三宅島噴火災害の復興過程や、被災者の意識と生活実態の変遷を時系列で克明に描き出す。調査技法を駆使した、社会調査の注目すべき実践の書。
感想・レビュー・書評
-
【メモ】
長期避難生活での課題
・情報不足に翻弄
・当該避難生活の不安と子どもたちのストレス
・島内コミュニティの崩壊
・先の見えない不安と「世帯分散帰島」
・行政支援
・リスクコミュニケーション(噴火を恐れながらの生活というリスク)
・復旧すれども復興せず(個々が経済的に復興することが大切)
帰島後の日常生活
・ボランティアに感謝
・インフラ整備は進む
・来島者の案内で多忙
・島の環境変化と復旧
・職人不足・資材不足(3ヶ月)
・島内避難の日常化(4ヶ月)
・少子高齢過疎化の典型(1年)
・都の災害支援金で個人的な自宅などの復旧も
・若者は戻らない
・少子高齢化加速(2年)
・ガスに強いススキ・イタドリ・シノダケ・ヒサカキ・ハンノキ・ユノミネシダなどが繁殖
・自己責任の暮らしへ(3年)
高齢者世代ほど故郷に愛着
今後の復興対策に向けて
・避難生活支援策の制度化 / 被災産業支援策の制度化 / 復興基金の制度化
具体的に…
個人災害救済 / 住宅再建支援 / 補修 / 集落再建 / 人間復興(衣食住習)詳細をみるコメント0件をすべて表示
全3件中 1 - 3件を表示