もっと知りたい タイ

  • 弘文堂 (1995年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784335510762

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館一般 302.23||AY

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=51990

  •  タイの宗教観についえt知りたいために読んだが、タイについて歴史的背景から政治経済まで網羅していてタイを知るためには良い参考書となっている。タイの人が僧に対してタンブン(寄進・喜捨)をする理由が良く理解できた。タンブンは僧侶のためというより、それをさせて頂くことによって、自分が善くなっていくとう考えからだという。つまり自分のためであるから熱心になれるのだ。

  • 大学の授業での指定参考書。
    買っただけであんまり読んでなかったんだけど、引越しで本を整理するので、せっかくだからちゃんと読んでみた。

    内容はタイの歴史文化地理民族分布宗教政治言語グループなど、かなり幅広い。だけど浅い感じがしない。たぶん今まで触れてきたタイの情報が、めちゃくちゃ浅いものしかなかったせいだと思います。10年以上前の本なので、情報的に少し古い部分はあると思いますが、タイという国のおおざっぱなイメージを掴むにはよいのでは。

    授業では政治分野、宗教(仏教)分野がメインだった(ような気がする)ので、それ以外の部分は初めて知ったことばかり。地理とか。タイが洪水多いっていうのはちょっとタイムリーでした。もともと洪水多い地域なのに、どうにかバンコクだけは沈まないようにしてたんだな、てわかってるのといないのとではニュースの印象がぜんぜん違いますね。そもそも知らなきゃ完全にスルーしてたと思うし。

    実は、授業とってからも時々インドとタイがちょっとごっちゃになったりしてたんですが、おかげで区別がつくようになりそうです。包括的にみることって大事。

  • 5月9日読了。歴史、地理、民族、言語、政治経済から日本との関係に至るまで、広範にタイを調査・分析した書。タイからの工業製品の輸出額は、90年代にがすでに農作物の輸出額を上回っていたのか。貧しい農業国で、都市部でも売春がはびこっている国・・・というステレオタイプのタイのイメージはもはや古い(まだそういう側面もあるようだが)ということか。タイが周辺のベトナムやインドと大きく異なるのは、仏教が国・社会・人々の行動様式に大きく根を下ろしていることと、政治は混乱しているものの国王の存在感が大きいという点にあるようだ。経済活動はバンコクに大きく一極集中しているようだが。観光が主産業の周辺部がバンコクに追いつくことは、今後も起こりえないのではないだろうか・・・。

  • 弘文堂の「もっと知りたい」シリーズです。歴史的背景、風土と地理、民族と言語、宗教と世界観、芸術と文学、社会と教育、政治と経済、日本との交流というテーマごとに専門化が執筆しています。

    『もっと知りたいカンボジア』同様、綾部恒雄・石井米雄編。「もっと知りたい東南アジア」シリーズ第1版の6巻(タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ビルマ)のうちの一冊です。現在は1994年の第2版。しょうがないけれども、正直データが古い!

    第3版の発行が望まれますね☆

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著者プロフィール

国連ユネスコ企画専門員、九州大学、筑波大学、京都文教大学教授(副学長)。城西国際大学人文学部客員教授。筑波大学名誉教授。この間スタンフォード大学、ペンシルベニア大学、マサチューセッツ大学、マッギル大学などの客員教授などを歴任。文学博士。
単著
 『アメリカの秘密結社——西欧的社会集団の生態』中央公論社、1970年
 『タイ族——その社会と文化』弘文堂、1971年
 『クラブの人類学』アカデミア出版会、1988年
 『東南アジアの論理と心性』第一書房、1992年
 『現代世界とエスニシティ』弘文堂、1993年
  その他
編著
 『文化人類学15の理論』(中公新書)中央公論社、1993年
 『カナダ民族文化の研究——多文化主義とエスニシティ』刀水書房、1988年
 Nation State, Identity and Religion in Southeast Asia. Singapore Society of Asian Studies, 1998.
 『文化人類学のフロンティア』ミネルヴァ書房、2003年
 『よくわかる文化人類学』(桑山敬己と共編)ミネルヴァ書房、2006年
 『文化人類学20の理論』弘文堂、2006年
  その他
監修
 ジュリアン・バージャー『図説世界の先住民族』明石書店、1995年
 『世界民族事典』弘文堂、2000年
翻訳
 A・ファン・ヘネップ『通過儀礼』(綾部裕子と共訳)弘文堂、1977年

「2008年 『サハラ以南アフリカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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