わたしのはたらき

著者 :
制作 : nakaban  with 奈良県立図書情報館 
  • 弘文堂
4.16
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本棚登録 : 220
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335551505

作品紹介・あらすじ

全国から数百名の人々が奈良の図書館に集まって、"自分の仕事"について考え合った、3日間のフォーラムから生まれた本。全三冊シリーズの最終巻。

感想・レビュー・書評

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  • 「自分の仕事を考える丸一日」で西村さんにサイン入れてもらった一冊。
    大事に読みたかったがために、今頃ようやく読了。
    一部を会場の皆さんと一緒に読んだ山本ふみこさんの章は、山本さんの我儘ぶりが素敵だったし、初っ端の佐藤初音さんの章からしてもうガーンと胸に来るものがあり。
    今回1番楽しみにしていた皆川さんのお話にグっときて、そして直後に続くガビンさんの衝撃。。。
    ずっと大事にしたい、心に栄養、の一冊。

    • tamago-houseさん
      川口有美子 母親の難病介護を通じ、かかわり合いを仕事にかえてきた人
      ─「関係の中で生きているかぎり、必ずなにか与えられるものがある」
      川口有美子 母親の難病介護を通じ、かかわり合いを仕事にかえてきた人
      ─「関係の中で生きているかぎり、必ずなにか与えられるものがある」
      2012/01/05
  • わたしのはたらき
    それは 「わたしのいきかた」 に聞こえる

    ここにいる 「わたし」

    ここからあるいていく 「わたし」

    あ、何か気になる
    こっちに行ってみようか

    なんとなく、そう根拠はないけど
    なんとなく。

    風が吹いたから、雨が止んだから
    鳥が泣いたから、誰かが言ったから

    なんでもいい

    でも、それがきっかけの、そう、なりゆき

    成り行きに任せて 足が向かうままに歩いて

    そうして辿り着いた 「今」

    歩く過程で、私の考えが培われて行った
    考え、生き方、つまり、働き方

    働き方、という果実

    働いた成果よりも
    働き方を作った過程が知りたいと思う

    そこにある
    聞き逃せないものに出会いたい

    働き方だけでは
    生き方までは測れないかもしれない

    でも、働き方って、繋がり方なんだ

    生きて行くための、一つの方法なんだ

  • 著者の西村佳哲さんが9人の方にインタビューした本。
    人生のゴール設定をして目標に向けて進むと言うよりは、日々を積み重ねて「今にある」というものが全ての方に共通しているように感じる。

    ただしそれは、成り行き任せではあるけれど、生き当たりばったりとは違う。

    但し、一人一人の細部をみると、例えば、A氏とB氏は相反する考えをもって行動して今に至っている人もいるのが分かるのも、この本の面白いところ。(あえて、誰かは伏せてあります)

    自分の中の本来抱えているミッションを見つけ、自分自身のはたらきに繋げる手がかりになるかもしれない。

  • 様々なはたらきかたをしている8名+1名への、西村佳哲さんによるインタビュー集。
    この9名の共通点は何だろう…と考えると、はたらきかたと、自分自身のパーソナリティというか感覚の深いところの間にズレがない(ように見える)人たちなのではないかな、と思った。

    今までずっと、長期的な人生の目標とかライフプランを立てて、計画的に生きていくのが正しい生き方のように思っていたけれど、それがいまいち上手くいかない自分に苛立ったりも。そういうやり方ではなくて、いまの自分自身で・いま目の前にある人やものと全力で向き合っていく、それの積み重ねで人生が綴られていく……という生き方もアリなんだなぁと、この9名の話を読んでいてそう思った。

    いまの自分に特に響いたのは、坂口恭平さんの「カントが大人になれって言ってる」の話と、伊藤ガビンさんの「生きることは暇つぶし」の話。きっと読むタイミングによって、自分が気になるポイントは変わってくるんだと思う。ひとの話をきくって面白い。

  • 仕事について考え直すタイミングに、先輩が貸してくれた本。ここで出てくる人の働き方は、それぞれ多種多様だけれども、仕事についての確固たる姿勢をもっているという意味では一貫してると感じた。わたしもそういう働き方をしなければな、と背筋をぴんとするような。

  • 自分の心に正直に生きているのが素敵だと思った。

  • あなたのはたらきが、わたしのはたらきになる。

  •  はたらくひとのインタビュー集。本当にいろんな働き方があるのがわかる。

  • この人の別の本が読みたかったけど、なかったのでかわりに手にとった本。
    数ある興味深い生き方をしている人の中でも、著書と相性が良さそうというフィルターで選ばれた、9人の人のそれぞれとの対話と対話した感想を交ええて書かれた文章。

    知っている人もいたし、知らない人もいたけど、大学時代の「働くこと?というか大学を出た後にどうやって生きていくか」について悩んでた時期の気持ちがグッと蘇ってきて、キュンキュンしながら一気に読んだ。

    どの人もものすごく素直でナチュラルなんだけど、その実すごく力強くて「自分」がある。
    全体的には、ちょっと飛んでる感想だけど、どの人も体が健康なんだろうと思った。
    結局、私はこの種の「強さ」や「するどさ」が今も昔も変わらずしんどいなあ、とおもっているようだ。

    一番しんどくなくフィットした人が、「逝かない身体」という本を書いた川口有美子さん。実母を12年間介護した経験から色々悟った人。
    「関係の中で生きているかぎり、必ずなにか与えられるものがある」
    そう、仕事は自己実現とか夢に向かって、とかではなく、自分が生きていると自分以外の人との関係があって、そうするなかでやるべきことが出てくるというのが、自然で、がっついてなくて。

    「おまえはどうしたい?」が標語のようながっついた会社で働いてて、それがわからない場合は、がっつきがたりないのではなく、他者との「関係」が希薄だからわからなくなるんだろうと思った。
    もっと極端な例は引きこもりや、ニートで、他者との関わりをどんどん希薄にしていくと、仕事がなくなるのだろう。

    結局、生きているっていう現実は、他者とたくさんなのか、深くなのかはわからないけど、絡まり合って生きていくしかない。
    煩わしいようなほっとするような。

    丁寧に生きたいなあと思った。

    この本で触れられてて読みたくなった本

    川口有美子 逝かない身体 
    カント 啓蒙とは何か
    小泉義之 弔いの哲学
    トール・ハイエルダール コンチキ号漂流記
    坂口恭平 隅田川のエジソン

  • 共感できる感覚が何個かあった。
    「ものはかんがえよう」という言葉があるけど、考え方次第で本当に変わったり、変われたりする。

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。武蔵野美術大学卒。建築設計の分野を経て、つくること・書くこと・教えることなど、大きく3種類の仕事に携わる。デザインオフィス、リビングワールド代表。多摩美術大学、京都工芸繊維大学非常勤講師。働き方研究家としての著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社/ちくま文庫)、『自分をいかして生きる』(ちくま文庫)、『自分の仕事を考える3日間 Ⅰ』『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(以上、弘文堂)、『かか
わり方のまなび方』(筑摩書房)など。

「2011年 『いま、地方で生きるということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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