〈つながる/つながらない〉の社会学 個人化する時代のコミュニティのかたち

長田攻一 田所承己

• 弘文堂 (2014年3月4日発売)

感想・レビュー・書評

[としながさんの感想 · 2014年11月17日]

　図書館より

　はじめに視座として近代化や選択縁、一次的関係など社会学的な〈つながり〉を理解するための理論が簡単にまとめられ、
そこから様々なテーマをもとにつながりに対する各人の評論が載せられているという構成です。

　取り上げられているテーマも多種多様、SNSの話や初音ミクなどによるネット上でのつながりや、若者の友人関係
コミュニティカフェから生協といった組織の話に科学の言説とそれに対する人々の反応を取り上げたりなどなど。

　コミュニティやネットのつながりなどについて調べたい人は読んでみて損はない内容だったと思います。

[立命館大学教養教育センターさんの感想 · 2021年1月29日]

◆1/28オンライン企画「わたしの“モヤモヤ”大解剖―わがまま論・つながり論を切り口に―」で紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=GTaAW7pHRII
本の詳細
https://www.koubundou.co.jp/book/b166126.html

[kotarowizardさんの感想 · 2019年5月1日]

人々の「つながり」について、社会学から論じた本

各論寄りなので、細かい領域について調査したいなら向いている本だね。
ただ、強い論調は見られない。

・ネット社会のコミュニケーション考察
・コミュニティカフェ
・ボランティア
・社会との関係性

といったあたりか。

[sazanamiさんの感想 · 2018年12月30日]

Internet
社会

[dragonsnakesさんの感想 · 2015年8月1日]

数本の論文からなる論集。現代の日本のつながりの状態を概観するのによい。それぞれの筆者のスタンスは異なるが、現状を読み解き、未来を考える上で、ヒントが隠れているような気がする。興味のないトピックの章も飛ばすことなく読んでみるといいかもしれない。

[snow--tさんの感想 · 2014年9月9日]

つながる／つながらないの判断が個人に任されている現代コミュニティを読み解く本。
特に実社会においては、インターネットやコミュニティカフェ、ボランタリーを調査研究することで、その答えを出そうとしている。
何気に、インターネットのCGM（消費者生成メディア）や初音ミク、生協の歴史なども詳しく書かれており、興味深い。

[amenomichiさんの感想 · 2014年9月3日]

つながらざるをえないコミュニティが減り、つながるためのツールが増える中、個々人がつながることを考える、行動することが求められているということか。複数のコミュニティにかかわること、居場所があることが大切なように思います。

[町田マチルダさんの感想 · 2014年7月5日]

2014/7/5読了。