神話学と日本の神々

著者 : 平藤喜久子

• 弘文堂 (2004年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

初の比較神話学の本格的学説史+日本神話の構造論的分析。気鋭の神話学者による日本神話の比較神話学、今日の到達点。

感想・レビュー・書評

[racdogさんの感想 · 2013年7月6日]

比較神話学における日本神話の研究の大成とも言える本です
元は学位論文のようですが加筆して濃密な内容になっておりその歴史から最新の研究まで網羅しています
日本神話とインド・イラン系神話、南洋系神話などと連なるインスピレーションを多く与えてくれますが、論文の性格上仕方ないのですがもう少し踏み込んだ表現があっても良かったと思います

著者プロフィール

平藤　喜久子（ひらふじ・きくこ）
1972年山形県生まれ。学習院大学大学院博士課程後期修了、博士(日本語日本文学)。國學院大學教授。専攻は神話学。NHK「趣味どきっ！」での「福を呼ぶ！ニッポン神社めぐり」が好評。著書に、『神話学と日本の神々』（弘文堂）、『神社ってどんなところ？』（ちくまプリマー新書）、『いきものから読む、日本の神話』（東洋館出版）、『世界の神様解剖図鑑』、『日本の神様解剖図鑑』（エクスナレッジ）『福を呼ぶ！　ニッポン神社めぐり』（NHK出版）、共編著に『神の文化史事典』（白水社）など。

「2021年 『神話でたどる日本の神々』 で使われていた紹介文から引用しています。」