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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784335561368
作品紹介・あらすじ
北朝鮮の話題には事欠きませんが、ニュースには現れない「見えない人びと」はいったいどのように暮らしているのでしょうか。その疑問に果敢に挑んだのが50年近く韓国研究に打ち込む文化人類学者。フィールドワークが出来ない北朝鮮で人類学的研究をするために取った方法は、面談を重ねて信頼を築き、脱北者に自らの「北」での経験を綴らせた手記をフィールドノートの代わりにすることでした。手記の数は450編に及びました。その内99編を収録。国際政治で話題に上がる割に内部の状況が分からなかった北朝鮮社会が、社会主義公式体制を維持するために膨大な非公式領域によって支えられている現実が確かな情報に基づいて浮かび上がります。
感想・レビュー・書評
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複数の脱北者から450篇にもなる手記(北朝鮮での生活の記録)を収集し、そこから北朝鮮における生活を読み解くもの。
分野が違うので著者について存じ上げなかったが、同氏は韓国社会、特に韓国の農村を中心に人類学研究を行ってきたそうで、同書も極めて専門的な内容となっている。
これまで数十冊に及ぶ北朝鮮関連の本を読んできたが、こんなにも民衆の生活に密着した内容のものはなかった。
450ページにも達する同書には、ごく普通の人々がどのように暮らし、どのように国のルールから逸脱しながら市場で生きながらえてきたのか、困難の中でいかにして助け合って結婚式を行い葬儀を出して生活してきたのか、という生々しい「生活の記録」が99編収録されている。
北朝鮮の強固な思想教育や制度などに注目すれば、その社会の中で暮らす人々はまるでロボットのように国の言いなりになっているように考えてしまう。しかし同書では多くの手記を通して、北朝鮮の人々がそのような制度の下で、いかに生きるための闘争をしているのかをはっきりと見せてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
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