エクリ(3)

  • 弘文堂
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335650062

感想・レビュー・書評

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  • 全三分冊の中では一番得るところの多かった(気がする)本書。元々ラカンはソクラテス的な〈書かずに語る〉スタイルの教育者であり、訳者あとがきにもある通り『エクリ(書かれたもの)』とは名ばかりの、大半が講義やゼミナールでの発言を収録したものとなっているのだが、「フロイトの……弁証法」に出てくるグラフや公式のような図示すらも難解というこの徹底した難読具合は、多くのフランス人読者の感想が「フランス語の翻訳でまた読みたい」だったという見事なオチが凡てを物語っていよう。次に読むべきはやはりジジェクか……?

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著者プロフィール

1901-81年。フランスの精神分析家。パリ大学医学部などで学び、サン=タンヌ病院などで臨床に専念。1964年にはパリ・フロイト派を創設した。1953年から始められたセミネールは多くの聴衆を集めるとともに、大きな影響を与え続けている。著書に、『エクリ』(全3巻、弘文堂)。

「2019年 『アンコール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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