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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784335650789
感想・レビュー・書評
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「甘え」という概念を通して日本を分析していて面白い。「甘え」の主体・客体という観点から学校を分析することを通して、教育学を深めることもできそう。文学的にも、西洋の自由と日本の自由と、新しいレンズをくれる。
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「人間を超える存在」が自由をくれた時、自由が侵害されることはなくなる。
宗教者にとっての神様がそれにあたる。
だから西洋人は「個人の自由」 が身についている。
対象は自分の理想像かつ絶対裏切らない必要があると見た。だから、身近な存在への甘えには限界がある。
何歳であろうが甘えは必要。どんな形であろうがその欲求を充分満たしてる人こそ強い。と感じた。 -
日本語の「甘え」という言葉をのぞき穴として、人間の心理に迫った試みです。
著者は、日本語の「甘え」に相当する心理は、けっして日本人だけに特有のものではなく、普遍的に見られるものだとしています。しかし、日本人はその心理に「甘え」ということばを与えることで、それを文化的に公認してきました。そこで著者は、日本語における「甘え」という言葉と、それにまつわるさまざまな感情や社会的関係などを解きほぐすことで、人間心理の深いところにまで解明のメスを進めようとしています。
なお、本書の方法がおよそ学問的な手続きに則っていないという、小谷野敦らの批判もあります。その一方で、上手に甘えることを人間関係に関する「技」としてとらえなおそうとする齋藤孝や、コフートの自己心理学との親近性を指摘する和田秀樹など、多くの論者によって再評価されており、現代の人間心理の解明に有効な手がかりを提供しつづけてもいます。そうした両義的な評価をもつ本書ですが、たいへん平明なことば遣いで書かれていて、一般の読者でもそのエッセンスに触れることのできる内容になっています。 -
心理学方面からのアプローチなど網羅的であるが故に、私には難しい一冊だった。
甘えは、甘える本人資質によるものと考えがちだが、これを許す環境にこそ、甘えに実体を持たせるという仕組みが学べた。
一方で甘えを全く許さないという環境は不自然。環境づくりという観点を一緒に考えてくれたと感じた。 -
題名の通り、
「甘え」について様々な観点から
述べられている。構造と言うだけあって、その切り口は非常に多面的である。
甘えの語彙、心理的現象、日本人の考え方に照らし合わせた見方など、どれも自分では言語化できなかったものを、適確な言葉で表していた。
日本人の根底にある「甘え」という心理が、ここまで人々の動向、表面的に表れる現象に裏付けされるというのは、非常に驚きであった。
特に、【第二章「甘え」の世界】での日本社会に対する指摘は、私自身に社会への新たな見方を与えた。
また、本書の後半に、甘えの現象を具体的に示している例として、夏目漱石の作品を引き合いに出しているのも、興味深かった。
「甘え」という、フワッとした捉えどころのないものを、しっかりと捕まえて、あらゆる方向から考察した文献となっている。 -
大学のゼミのテキストを再読。
比較言語学的考察を背景に意味論的分析を行っていると言う内容ですが、
簡単に言うと、日本語に独特な「甘え」という語彙から、日本人の心理特性、精神構造なんかを解き明かした本です。
曲がりなりにも言語学なんかを齧った今読むと、また違った理解ができた気がします。
「外国語を知らない者は母国語も知らない」とはゲーテの言葉らしいですが、
我々が使っている言語と外国語の比較から、我々が無意識に行っていることの意味が理解できたりします。
今回の震災で国難に際して一致団結する日本人の国民性が取り沙汰されましたが、
その辺のこともこの本の集団心理の記述から理解できると思います。 -
さらーと流すように読んだ。内容も実生活に絡めて説明してあるので、気付けば自分の「甘え」について考えられるよう。依存甘え妬み悔やみ集団自分ルサンチマン 何度か繰り返して、さらーと読んだらいいかも。
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「甘え」という概念が日本特有で欧米には見られないことなどを言語の面から説明。硬さはかなりのもの。
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三葛館一般 146.1||DO
保健看護学部 石村由利子先生
本書は40年余に亘り、誤解されたり、批判されたりしながらも、長く読み継がれてきた代表的な日本人論の一つです。
著者は、「『甘え』の概念は本来普遍的なはずなのに、日本人にはことさら培養されている点にこそ日本人心性の特色がある」と述べ、義理人情、遠慮などの私たちの生活に馴染んだ人間関係や「甘え」の病理を説明しています。私も大学生の時に読み、日本人独特の「甘え」に基づく人間関係のありようを納得した本です。
和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=27697 -
日本人独特といえる、いい意味での「甘え」社会の良さを実感出来る画期的な本。精神を病んでいる人にも読んで欲しい(私がそうです)、大切なことが書かれた本だと思いました。ご紹介下さった友達に感謝します。
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ロングセラーの代表格のような本ですが、これまで読んでいませんでした。「甘え」がいい意味で取り上げられているのか、悪い意味なのかすら知りませんでしたが、まだいまいち釈然としていません。ただ、日本人が社会生活を送る上で「内と外」を区別をし、「内」の中では本来「他」である者に「甘え」て生きているといった構造は、今も変わってないなと思います。これと対照的な、西洋の「個と公」の比較もわかりやすく、グローバル化されている現代、自らを反省する際にも有益な本だと思います。
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岩崎勝彦先生推薦
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土居さんと言えばまずはこれかってことで。
高校二年の心理学ゼミ、中間発表前に読破。
むっずかしーのなんのって思ってたけど、よく読めば分かる。
それがこの本の醍醐味かなと。数年後また読もう。 -
一読する価値あり。
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なあるほど。な一冊。
土居健郎の作品
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