ヴィクトリア朝の緋色の研究 (クラテール叢書 11)

  • 国書刊行会 (1988年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (472ページ) / ISBN・EAN: 9784336024619

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みんなの感想まとめ

19世紀のイギリスを舞台に、殺人事件が国民的娯楽となった時代の興味深い側面が描かれています。新聞を通じて広まった殺人への好奇心は、庶民の識字率を向上させ、上流階級の女性たちも残酷な描写に魅了される様子...

感想・レビュー・書評

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  • 19世紀イギリス。殺人事件が国民的娯楽だった時代。同調現象の一種なのか国民の異常な興奮ぶりにとにかくぞっとする。

  • 7/15 読了。
    ヴィクトリア朝、それは新聞を通じて殺人が娯楽になった時代。殺人事件への好奇心を動力として庶民の識字率は飛躍的に上昇し、良家のお嬢様方もより残酷な描写を求めて庶民と同じ新聞を貪り読んだ。いまや忘れ去られたセンセーション・ノベルやニューゲート・ノベルといった二流三流の犯罪小説ジャンルが好まれ、ディケンズやコリンズらの人気作家が後のシャーロック・ホームズ登場のための土壌を育んでいた。パンチ&ジュディをはじめとする殺人メロドラマ劇や、マダムタッソーの館に並ぶ殺人犯の蝋人形に人々が殺到したのもこの時代である。殺人への興味をもってして、ヴィクトリア朝の人々は"平等"になったのだ。
    高山宏の「殺す・集める・読む」にて何度も引用されており、いつか読みたいと思っていた一冊。実際に起きた事件とそれに対する大衆の反応(こっちに比重が置いてある)を追っているのだが、殺鼠剤を使った毒殺が流行った時代だというのもあるのか、血みどろというよりドライな笑いに溢れていてそこが余計怖い。

  • "Victorian Studies in Scarlet" Richard D. Altick
    イギリスの19世紀当時起こった犯罪と、メディアの過熱ぶりや文学、演劇について。

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