カフカ 禿鷹 (バベルの図書館 4)

  • 国書刊行会 (1988年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (133ページ) / ISBN・EAN: 9784336025593

感想・レビュー・書評

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  • ボルヘスを館長として編纂された文学シリーズ、「バベルの図書館」の一冊。青を基調とした装丁が美しく、並べると美術館のようです。

    私を食い破る禿鷲の話、父の残した猫と羊の雑種、芸人のプライド、私の十一人の息子、人間になった猿の学会報告。
    カフカの短編集を読むのは初めてですが怖い人だと思いました。物語を閉じずに開かれたままで終わらせるのでなんともいえない不安感が。こういう心情が日常の作者がなんとなく怖いなと。

  • カフカは『変身』しか知りませんでした。
    こんなにたくさん短編書いてたとは。どれも少しブラック感があって面白い。

  • 装丁が素晴らしい。カフカの作品を、ボルヘスが編集し、序文を添えている事実にときめく。

  • 第4冊/全30冊

  •  カフカは短編の方が断然おもしろい。ぜんぶおもしろかった

  • 文庫本が背だけそのまま1.5倍に伸ばしたような、
    市立図書館の書架で妙にウいていたそれは、
    フランコ・マリーア・リッチ社がボルヘスに編纂を依頼した文学全集シリーズ『バベルの図書館』。

    第4巻・カフカでした。



    ≪収録作品≫
    ・ボルヘスによる序文
    ・禿鷹
    ・断食芸人
    ・最初の悩み
    ・雑種
    ・町の紋章
    ・よくある混乱
    ・ジャッカルとアラビア人
    ・十一人の息子
    ・ある学会報告
    ・万里の長城



    無限の悪夢(ユーモア)が輻輳する時系列を転移・往来することで彼独特のねじれた幻想世界へ。
    その陶酔感は、
    おしゃべりな女たちの会話を盗み聞きしているかのようなおかしみがあります。

    たった3ページのグロテスクな表題作『禿鷹』、
    笑い飯のリピート漫才をも彷彿とさせる『十一人の息子』だけでもチラ見する価値あり。

  • カフカ短編集「禿鷹」「断食芸人」「最初の悩み」「雑種」「町の紋章」「プロメテウス」「よくある混乱」「ジャッカルとアラビア人」「十一人の息子」「ある学会報告」「万里の長城」

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著者プロフィール

1899年ブエノスアイレスに生まれる。教養豊かな家庭に育ち、年少よりヨーロッパ諸国を移り住んだ。六歳の頃から早くも作家を志望し、驚くべき早熟ぶりを示す。アルゼンチンに帰国後、精力的な文学活動を開始。一九六一年国際出版社賞を受賞。その後、著作は全世界で翻訳されている。20世紀を代表する作家の一人。
驚異的な博識に裏打ちされた、迷宮・鏡・円環といったテーマをめぐって展開されるその幻想的な文学世界は、日本でも多くの愛読者を持ち、全作品のほとんどが翻訳出版されている。一九八六年スイスにて死去。
小説に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『創造者』『汚辱の世界史』(以上岩波書店)『エル・アレフ』(平凡社)『砂の本』(集英社)、評論に『続審問』『七つの夜』(以上岩波書店)『エバリスト・カリエゴ』『論議』『ボルヘスのイギリス文学史』『ボルヘスの北アメリカ文学史』『ボルヘスの「神曲」講義』(以上国書刊行会)『永遠の歴史』(筑摩書房)、詩に『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会)『ブエノスアイレスの熱狂』(水声社)、アンソロジーに『夢の本』(国書刊行会)『天国・地獄百科』(水声社)などがある。

「2021年 『記憶の図書館 ボルヘス対話集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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