メルヴィル ― 代書人バートルビー (バベルの図書館 9)

制作 : ホルヘ・ルイス・ボルヘス  酒本 雅之 
  • 国書刊行会 (1988年11月発売)
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  • 5レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336025647

メルヴィル ― 代書人バートルビー (バベルの図書館 9)の感想・レビュー・書評

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  • 入り込むのが難儀な冒頭から始まり、やがて作者の意図が見えずじれったくなるストーリー展開。
    バートルビーは陰で何かをたくらんでるかと憶測すればそうではない。その結末は目の前真っ白。

    この小説の感想は不謹慎に訳知り顔で語るのはダメでしょ、と。傑作だと思った。

    この類の人間の深層心理、深い闇のような、でも誰にも確かなことはわからない小説はアメリカ人ならではだと思う。アメリカの小説はヨーロッパにはなく、日本とも違う。だからこの小説の舞台は圧倒的にニューヨークでなければならないと思う。
    しかも19世紀の小説には思えない新しさ。

    語り手である雇い主は最後にはバートルビーへ好意を持ったのかも。わたしにわかったのは死は誰の上にも平等に訪れるということかな。

  • ★★★
    「しないですむと有難いのですが」
    法律事務所に雇われた代書人が、人生と隔たりを感じ、自分に閉じこもり壁を作り、世間への完全な無関心の中死ぬまでの話。
    「ああ、人間とは」
    ★★★

    バートルビーのあまりに深く、そして理由のない絶望と無関心が衝撃で、いったいこの作者はどのような精神をもってこの人物像を書けたのだろうと思う。

  • 第9冊/全30冊

  • 2009/10/30購入

  • メルヴィルの「バートルビー」とホーソーンの「ウェイクフィールド」は、ボルヘスによって私は読むことができたのだが、すでに19世紀に、このような小説が書かれていたことに、驚いた。2005年現在、ある意味カフカよりもアクチュアルである。

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