薄気味わるい話 (バベルの図書館 13)

  • 国書刊行会 (1989年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (180ページ) / ISBN・EAN: 9784336025685

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

テーマは人間の欲望や倫理の境界を探ることであり、短編集はそれぞれが独自のシュールな世界観を持っています。作品にはブラックユーモアが散りばめられ、登場人物たちの不条理な運命や心理が描かれています。特に、...

感想・レビュー・書評

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  • ボルヘス編集のバベルの図書館シリーズ。画像が出なくて残念ですが、青を基調としたとても綺麗な装丁です。

    題名と表紙の絵から相当後味悪くて嫌な感じの話しかと思っていたが、ブラックユーモアとか倫理ぎりぎりの範囲の話でそこまで薄気味悪い感じでもありませんでした。10ページ程度の短編集なので読みやすいです。
    表紙が表示されなくて残念。たしかにこの表紙の絵はシュールというか意味不明というか変態というか。

    ===
    母の恐ろしい告解を盗み聞きした息子の顛末 / 煎じ薬

    邪魔な親の片付け方 / うちの年寄り

    「お金様は神様なのよ、だからこそ人間どもはこんなに躍起になってお金様を求めるのよ。わしらが造られたのはただただ、お金様を知りお金様を集めお金様にお使えし、それによって永遠の命を得るために他ならないのだ」
    悋気な男の示した金への信仰。 / プルール氏の信仰
    これはこれで「信仰」としてはごもっともな考え方だと思った。

    ある町に囚われ続けた夫婦の悲劇。不条理かつシュールな短編。 / ロンジュモーの囚人たち

    四人の男の思いついた陳腐な共同体とその当然の崩壊 / 陳腐な思いつき

    恋敵を殺した歯医者。しかし心は不安にさいなまされ… / ある歯医者への恐ろしい罰

    年老いて汚れた娼婦の最後の、そして切実な願い / あんたの欲しいことはなんでも
      主人公と娼婦に訪れた心情は崇高な感じもしました。

    自らの信念が跳ね返った男。 / 最後に焼くもの
     これは途中から嫌な予感がした通りの終わり方で一番後味悪いかも。

    自己犠牲を数え上げ、他者を責め続ける女 / 殉教者の女
     こういう女が幅を利かせ周りが破滅するというのが、この短編集が「薄気味悪い」となっている要因なのでしょう。

    哀れな目明きにご慈悲を!盲目者のなかで目明きになってしまった乞食の物語 / 白目になって

    殺し屋の命取りとなった油断 / 誰も完全ではない

    路上で見つけた落し物。ある人物の見つけた素晴らしいものとは… / カインの最も素晴らしい見つけ物
     これも途中でオチが想像つき…ブラックユーモアを越えた恐ろしさ。

  • 良くも悪くも自分に薄気味悪い経験が無いからだろう、あまり没入することも無かった。翻訳調も好みではなかった。

  • 全体的に後味の悪い、読んだ後悲しい気持ちになる話ばかり。でも書き方に悲壮感が無くて読めてしまう。

  • 第13冊/全30冊

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著者プロフィール

田辺保(たなべ・たもつ):1930‐2008年。岡山大学教授、大阪市立大学教授などを歴任。専攻、フランス文学。

「2023年 『ブルゴーニュ公国の大公たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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