祈願の御堂 (バベルの図書館 27)

  • 国書刊行会
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本棚登録 : 32
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336030474

感想・レビュー・書評

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  • ボルヘス監修の文学シリーズ。

    ★★★
    他人のための祈りを叶えられるという「祈願の御堂」に祈願をかけた女性。/祈願の御堂

    インドの老兵士が語る戦争/サーヒブの戦争

    戦場に現れた女性の幻が、二つの秘めた恋を浮かび上がらせる話。/塹壕のマドンナ

    科学を語ろうとする修道士にふさがる宗教の壁。さりげなくロジャー・ベーコン登場/アラーの目

    弟の子を引き取り、戦争で亡くした女性の悲しみを園丁(キリストを暗示させられる)が密かに言い当てる/園丁

    ★★★

    「祈願の御堂」「塹壕のマドンナ」は、現実に当てはめれば気の迷いや問題のすり替えというようなことが、その本人には密かな奇跡として別の意味を持つ物語。
    密かな奇跡という意味で秀逸なのが「園丁」。最後の言葉で、それまで作者がちりばめたヒントに答えが繋がる。

  • 第27冊/全30冊

  • じっくり読み込まなければ少々わかりにくいものばかりなので、うっかりしていると奥にちらりとのぞくきらめきを見逃してしまいそうだった。しかし一度ふっと「気づく」と、その奇跡のような、あるいは幻想的な部分が浮かび上がってきて、何ともいえない高揚感に包まれる。

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著者プロフィール

英国の小説家、詩人。大英帝国統治下のインド・ボンベイに生まれる。5歳からイギリスで学び、その後、インド・ラホール(現在のパキスタン)で新聞記者として働いたのち、世界を広く旅する。代表作に、『人生の悪条件』、『ジャングル・ブック』など精力的に作品を発表。1907年に英語圏初、史上最年少でノーベル文学賞を受賞。

「2021年 『キプリング童話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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