死神の友達 (バベルの図書館 28)

制作 : ホルヘ・ルイス・ボルヘス  桑名 一博  菅 愛子 
  • 国書刊行会 (1991年11月発売)
3.57
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  • 本棚登録 :26
  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336030481

死神の友達 (バベルの図書館 28)の感想・レビュー・書評

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  • 水木しげるの貸本屋時代の漫画みたいな、ダークで突拍子もない怪談二篇。どちらの話も、水木しげるの描く冷や汗をかきながら仰天している貧乏サラリーマンの顔が頭に浮かぶ。

    「死神の友達」は、大鎌を肩にかけてニヤニヤしているだけじゃない、死神という人でない存在を上手に肉付けしていて面白かった。主人公も「我慢ならないやつ」という設定の割にずいぶん一途だったから、最後は「よかったね!」という気持ちに。

    「背の高い女」は白水社の『スペイン幻想小説傑作集』で既読。「振り向いたらすぐ後ろにいる」って時代を超えて怖いですね。

  • 「私は君の友達だよ」貧しい青年の前に現れ優しく声をかける死神。
    最初はSFっぽく、ラストはキリスト教社会っぽい感じでした。

  • 第28冊/全30冊

  • ヒルヒル少年がエリーヌタソハァハァな話。最後死神にのって世界一周する様はDQ3のエンディングを彷彿とさせる。ハッピーエンドなんかな。ようわからんけど。

  •  裕福な人間に養子として迎えられた主人公。しかし義父が亡くなり、主人公を疎んじていた義母は主人公を追い出してしまう。愛する女性すら引っ越しを余儀なくされ、離れ離れにされてしまう。
     それに絶望した主人公は硫酸を飲み下し死を選ぼうとするが、死神にそれをとめられる。そして死神からそれまでの哀しみをどうにかできるよう助言を賜る――僕は君の友人だから、と。
     そして、女性にも再会することができ、義母から今迄の無礼を謝られ、ある真相も明らかになり、無事女性と愛し合うことができるようになる。
     しかし、実は、主人公は既に亡くなっていた。まだ愛する女性も亡くなっていた。主人公の哀れさを哀しんだ女性が神に進言し、少しの猶予を与えられたのである。今迄の、愛し合う迄の生活はすべてその猶予があったからこそなのだった。

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