象 (文学の冒険シリーズ)

  • 国書刊行会 (1991年2月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784336030597

感想・レビュー・書評

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  • ポーランドを代表する異能作家の短篇集(らしい)。引き出しの中に小人がいたり、ゴム製の象が動物園にいたり、白紙の手紙が届き続けたり……、と不条理系の変な話の数々を存分に堪能。切れ味鋭い黒い嗤いにニヤニヤさせられる。いくつかよくわからない話があったのは、かの国の歴史や文化に対する知識不足が原因か。
    前半に収められた短めのものより、後半の少し長めの短篇のほうが好みかな。
    「白鳥」、「小人」、「アド・アストラ」、「小さな友」、「ウグプー鳥」、「望み」あたりがお気に入り。

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    [ 参考となる書評 ]

  • すごく面白かった。めまぐるしい不条理劇がただ不条理なだけでなく風刺や時代背景のパロディなどの要素も盛り込んでいて退屈せずに読める

  • ポーランドの不条理作家の短編集。風刺的なものや、人間の性質を皮肉るような話、またカフカを髣髴とさせる幻想的な作品がみられる。ユーモアに富んでいて、どれもこれもニヤリとさせられるものがある。何も考えずに読んでも楽しいし、ちょっと穿った見方をしても楽しい作品。

  • そもそもコードを読み解くことにあんまり興味がないので、旧社会主義国で書かれた小説のいくつかは僕にとって無用であったりするのだが、いずれにせよこのムロージェックが見せる物語の発想の拡散は相当素晴らしい。かなりの作品が意味不明だが、しかし自分の妄想力がかなりレベルアップした。妄想の飛び方がムロージェック化してきて、ちょっとまずい。リアリズム側からどんどん離れていく。ところで、筒井康隆ってのもちょっと違うような気がするが。

  • これは短編以外にちょっと長めのも入ってます。で、このちょっと長めのやつがあまり面白くない。でも短編の切れ味はやはり秀逸。風刺ってナマモノですものね。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。ロシア文学者。訳書に、S・ムロージェク『象』、S・レム『虚数』(共訳)、『ポーランド文学史』(共訳)など。

「2020年 『完全な真空』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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