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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336032959
感想・レビュー・書評
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大正11年~14年頃に『新青年』はじめ大衆紙で発表された、不木の犯罪学関係の著作を纏めた一冊。医学的な範囲をはみ出して、神話も説話も浄瑠璃も実録犯罪も全て同じ土俵の上に並べて論じてるのが面白いです。(医者としての科学的視点に裏付けられた文化的考察と言えば良いのか…いろんな要素がごっちゃに混ざってるところが味わい深い。もちろん今では科学的に否定されてる論もいろいろもっともらしく説明されてますが、そこはそれを踏まえて、当時のトレンドを楽しむ感じで)
1920年代の探偵小説を形作る要素を感じさせる一冊です。
長山さんの巻末解説も素晴らしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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