ビリー・ザ・キッド全仕事 (文学の冒険シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336035820

作品紹介・あらすじ

左利きの拳銃、危険な恋人、夢見る殺人者、西部の英雄ビリー・ザ・キッド。そのロマンスとヴァイオレンスに彩られた短い生涯を、詩、挿話、写真、証言、インタビューなどで再構成。略奪と逃走、銃撃戦、つかの間の平和、激しい愛、友人にして宿敵、保安官パット・ギャレットとの抗争…さまざまな断片が物語る、愛と生と死の物語。アウトロー伝説に材をとり、鮮烈な生の軌跡を描いた、ブッカー賞作家オンダーチェのアヴァンポップ・フィクション。

感想・レビュー・書評

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  • オンダーチェによるビリー・ザ・キッドの生涯になぞらえた「二次創作詩」とでも呼ぶべきか、ビリー・ザ・キッドが人生の要所要所で詩を詠んだらどうなるか?という想像力を働かせて作られた詩をまとめた本。

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著者プロフィール

マイケル・オンダーチェ(Michael Ondaatje)1943年、スリランカ(当時セイロン)のコロンボ生まれ。オランダ人、タミル人、シンハラ人の血を引く。54年に船でイギリスに渡り、62年にはカナダに移住。トロント大学、クイーンズ大学で学んだのち、ヨーク大学などで文学を教える。詩人として出発し、71年にカナダ総督文学賞を受賞した。『ビリー・ザ・キッド全仕事』ほか十数冊の詩集がある。76年に『バディ・ボールデンを覚えているか』で小説家デビュー。92年の『イギリス人の患者』は英国ブッカー賞を受賞(アカデミー賞9部門に輝いて話題を呼んだ映画『イングリッシュ・ペイシェント』の原作。2018年にブッカー賞の創立50周年を記念して行なわれた投票では、「ゴールデン・ブッカー賞」を受賞)。また『アニルの亡霊』はギラー賞、メディシス賞などを受賞。小説はほかに『ディビザデロ通り』、『家族を駆け抜けて』、『ライオンの皮をまとって』、『名もなき人たちのテーブル』がある。現在はトロント在住で、妻で作家のリンダ・スポルディングとともに文芸誌「Brick」を刊行。カナダでもっとも重要な現代作家のひとりである。

「2019年 『戦下の淡き光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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