ハードライフ (文学の冒険シリーズ)

  • 国書刊行会 (2005年2月21日発売)
3.14
  • (1)
  • (0)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (238ページ) / ISBN・EAN: 9784336035875

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 既読本の印象からもっとキテレツを予想してだが、意外にもまっとうな粗筋。身寄りのない兄弟が親戚筋にひきとられ、元気に生きて行く話。解説が興味深かった。作者は本名は別にある。「アイリッシュ」という言葉の持つ意味の1つには一筋いかないというような意味合いがあるらしい。また自分の理解に及ばない、カソリックと正教会のせめぎあい(人物の会話より)があり、向こうの生活では重要要素らしい。

  • 2014/03/05 ★★★ - 星ひとつ追加。3年間ですっかり内容を忘れてしまったし、オブライエンの小説を続けて読んでそのオチのなさに慣れてしまったので、ミスタ・コロッピーのハイテンションなトークを楽しむことができた。お兄ちゃんのうさんくささ、弟くんのぽやんとした感じもよい。

    解説を読むまでミスタ・コロッピーの意図にまったく気付かなかったけれど、あのプロジェクトに奔走した動機ってなんだったんだろう。個人的な愛のために公的に動いたってことなのか、複数のミセスたちをどうやって巻き込んだのか、考えてしまう。

    2011/05/08 ★★ - 読む順番に注意。巻末の解説でしっかりとネタばらしされてしまった。

    物語の重心がどこにくるのかよくわからないまま終わってしまって、ピンとこなかった。たしかに登場人物の人生は厳しそうだけれど。

  • [ 内容 ]
    20世紀初頭のアイルランドのダブリン、両親を早くに亡くして孤児となったメイナスとフィンバーの兄弟は、義理の伯父コロッピー氏に引き取られ、その家で暮らすことになった。
    友人の神父と議論にふけり、何やら重要なプロジェクトを画策中らしい変り者、コロッピー氏の独自の教育方針の下で二人は育てられるが、やがて兄メイナスは綱渡り術の通信講座というイカサマ商売を考案、怪しげな教本の出版販売や競馬のノミ行為など次々に事業を拡大し、ロンドンへと出て行った。
    その後、コロッピー氏が重い関節炎に悩んでいることを聞いたメイナスは、奇跡的特効薬“豊満重水”を贈って服用をすすめるが、この薬が思わぬ事態を引き起こすことに…。
    奇想小説『第三の警官』で知られるアイルランド文学の異才フラン・オブライエンの「真面目なファルス」小説。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 両親を亡くして孤児となったメイナスとフィンバーの兄弟の話。

    引き取られた先の伯父コロッピーの変わり者ぶりや兄メイナスの綱渡りの通信講座という如何様商売、終いには伯父が関節炎で苦しんでいるのを聞きつけわけのわからない薬を飲ませる始末。

    奇妙な発想やユーモアが面白い作品

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1911-1966年。アイルランドの作家。本名ブライアン・オノーラン。長篇第一作『スウィム・トゥー・バーズにて』(1939。白水社)は、ベケット、ジョイスらに高く評価されたが、第二作『第三の警官』の原稿は出版社に拒否される。マイルズ・ナ・ゴパリーン名義の新聞コラムで長年にわたって人気を博した。1960年代に『ハードライフ』(国書刊行会)、『ドーキー古文書』を発表。没後、『第三の警官』(67。白水社)が出版されると、前衛的方法とアイルランド的奇想が結びついた傑作として絶賛を浴びた。

「2019年 『ドーキー古文書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

フラン・オブライエンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×