トランス=アトランティック (文学の冒険)

  • 国書刊行会 (2004年9月21日発売)
3.61
  • (5)
  • (5)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (294ページ) / ISBN・EAN: 9784336035943

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • セリーヌを読んでいるかのよう。
    著者は永遠の青二才を標榜するゴンブローヴィッチ。

  • 言葉が弾み、弾みすぎているのが魅力。静謐とは真逆の物語。楽しい時間をすごすことができた。普通の読書に飽きた方にお薦めします。

  • 『コスモス』に次いで2冊目のゴンブローヴィッチ、想像を超えてのしっちゃかめっちゃかさに暫し呆然とした。ポーランド亡命作家としての孤高な魂、反骨精神は本文からも十分に読み取れる。しかしなぜこのような破茶滅茶な設定と手法を用いたかを知るには併録の日記は必読。背景が明確に顕在化する。狂乱の響宴が、生と死と笑いと一緒くたになってグロテスクなリアリズムへと昇華する様相は阿呆らしく豊かだ。開き直りぶちぎれた翻訳も豊かだ。この乱痴気騒ぎの終焉に何があるのか分からないけれど、兎に角今はバカボコバカボコ笑い続けるしかない。

  • 金持ちで男色家って、無敵感はんぱない。

  • 第二次大戦勃発ゆえに、アルゼンチンに残留したポーランド人文士が、次々と奇人変人に出くわす話。

    一つには風刺文学。風刺されるのは頭の固い(?)役所であり、古典を崇拝ばかりしている文壇だったり、著者が今まで嫌な目に遭わされたものを風刺しているというのは簡単に読み取れる。
    もう一つには、文学表現の冒険か。日本語訳では伝わりきらない部分はあるんだろうけど、全編これ破格の文体で、最初は面食らうが、読んでいるうちに独特のリズムに乗せられてくるから不思議。
    極限まで戯画化した登場人物たちは、ブッ飛んではいるものの、まあまんざら実在しないとは言い切れないところが苦い笑いを誘う。

    まあそういった特徴はあるんだけど、話が面白いかというとさほどでもない。かなあ。

  • 未読です。が、とりあえず登録したくて…読んだら記入します。右の星は期待度!!

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

【訳者・解説】西 成彦(にし・まさひこ)
1955年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化博士課程中退。立命館大学名誉教授。主な著訳書に、ショレム・アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』(岩波文庫、2012)、『マゾヒズムと警察』(筑摩書房、1988)、『ラフカディオ・ハーンの耳』(岩波書店、1993)、『胸さわぎの鷗外』(人文書院、2013)、『バイリンガルな夢と憂鬱』(人文書院、2014)『外地巡礼─ 「越境的」日本語文学論』(みすず書房、2018)、『死者は生者のなかに─ ホロコーストの考古学』(みすず書房、2022)他。

「2024年 『ザッハー=マゾッホ集成Ⅰ エロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西成彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×