犯罪の館 (日本怪談大全)

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  • 国書刊行会
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336037343

感想・レビュー・書評

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  • 「犯罪の館」と「超常現象の館」収録。
    「犯罪の館」には犯罪実話のようなものも多く収録されていて、これって「怪談」なのかなあ、とふと思ったりもしたのですが。人の心が生む怪異と思えば、たしかにこれも怪談ですよね。というより、リアリティがある分こちらの方が現実的には恐ろしく思えてしまう面もありました。
    お気に入りは「怨霊」。これは怖い。ほんっとうに怖い! もし自分がこの立場だったらどのような行動を取っただろう、と考えると……。
    「地獄の使」はちょっと愉快な話でもあります。「餅を喫う」もだなあ。そしてここに、前巻で読んだのにも登場していたコンニャクがまた(笑)。想像してみると滑稽なんですが。そのシチュエーションで見ると恐ろしいものに見えてしまうのでしょうか。

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著者プロフィール

1880-1941。高知県出身の伝記作家、怪談文芸の大家。代表作に『日本怪談全集』など。

「2023年 『日本怪談実話〈全〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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